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「3人寄れば文殊の知恵」の科学 今話題の「舌先現象」の伝染には理由があった

「思い出そうとする言葉が
 喉まで出かかっているのに
 出てこない!」

こんなことってありますよね。

この現象は「舌先現象」という
れっきとした名称があります。

しかもこの「舌先現象」は周囲の仲間に
伝染してしまうそうです。

一体なぜこんな現象が起きるのでしょうか?

1.課題中の独り言を計測すると・・・

2021年、ローレンシャン大学の
リュック・ルソーはこの点について
面白い研究を発表しました。

48名の参加者が2群に分かれて、
80問の一般常識問題を解いてもらいます。

A群 個人想起条件

1人で挑戦します。

B群 グループ想起条件

4人グループで挑戦します。

いずれも制限時間15秒間で、正解について
思いついたことをすべて口にしてもらいます。
(ただし正解自体は言ってはいけません)

その後で次の3択で答えてもらいます。

1)正解を知っていた
2)正解を知らなかった
3)舌先現象が起きた

どんな単語で舌先現象が起きたかを
次の認識テストで調べると
次の結果がわかりました。

2.「3人寄れば文殊の知恵」は本当だった

プレゼンテーション1

ご覧のように4人グループで
取り組んだB群のほうが
舌先現象が起きやすかったのです。

1人が「あれなんだっけ」と言い出すと
みんなもつられてしまう。

よくある現象ですよね。

ではなぜこのような現象が起きるのでしょうか?
研究チームは次のように分析しています。

プレゼンテーション1

「舌先現象」が伝染するのは、
お互いの頭を使ってより速く
より正確な答えを出すための
社会的な習性であるといえるのです。

昔から「3人寄れば文殊の知恵」といいます。

凡人でも3人集まって相談すれば、
何か良い知恵が浮かぶということわざです。

これは複数人で何かを過去の経験や
アイディアを思い出すと、
舌先現象が誘発されて、
お互いの頭の資源にアクセスできることを
意味しているかもしれません。

ぜひ1人で考えこむのはやめましょう。
親しい仲間の頭も拝借しましょう。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

他人の頭を借りると、
人は自分を表現しやすくなります。
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