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なぜいつのまにか買ってしまっているのか?人生の選択を作る「中心-周囲」の原理

「自分は好きなものを選んでいる」
「自分の心の声に従って選んでいる」
多くの人が思っていることです。

でも本当にそうでしょうか?

1. 人は咄嗟の判断では「目立つ」方を選ぶ

2012年、カリフォルニア工科大学の
研究チームは興味深い研究を
発表しました。

まず、お腹をすかせた7名の参加者に
15種類のスナック菓子に
1から15位までランク付けして
好みを教えてもらいます。

次にスクリーンの左右に2つの異なる
お菓子を表示され、参加者はどちらかを
選んであとで食べることができます。

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この表示には仕掛けがありました。

2つの候補のうち1つは、
周囲のダミーのお菓子の画像の
輝度を抑えることで
目立つようにしていました。

お菓子の表示時間は
最短0.07秒から0.5秒まで
5段階に分かれていました。

さて、実験の結果はどうなると思いますか?

普通は、最初のランキングで
上位のお菓子が候補にでたら、
問答無用でそれを選びそうですよね。

しかし、結果は意外なものでした。

最も短い0.07秒の表示の場合は、
最初に聞いた好みよりも
視覚的に目立っていた方が
選択に影響を与えていました。

具体的にいえば、好きなお菓子の順位が
1ランク上であることよりも、視覚的に
目立っていたことの方が【2倍】以上
選択に影響を与えていたのです。

表示時間が長くなるにつれて
参加者は冒頭の嗜好アンケートに沿って
選ぶようになっていきました。

とはいえ、最も長い0.5秒の
表示の場合であっても
約25%程度は「目立っていた側で
あったかどうか」が
選択に影響を与えていました。

「よほど好きなものでないと
 咄嗟の判断では、好き嫌いに関係なく
 【視覚的に目立っている方】を選ぶ」

日々の買い物でも私たちがしがちなことです。

2.  人生全般の選択基準「中心-周囲」原理

研究チームはこうした現象を
「中心-周囲」の原理として説明しています。

プレゼンテーション1

紅一点という言葉があるように
周囲の環境と際立って異なった
色や形をしたものは、それだけ
真っ先に注意を引きます。

まるで「飛び出している」かのように見えるのです。

実はこの記事も「中心-周囲」の原理で書かれています。

真っ白な画面に
正反対の色である黒文字で
書かれているので、
ただの文章に集中できるのです。
(余白も見事ですよね)

「中心-周囲」原理は様々な場所で活用できます。

たとえば私は、「宝地図」という手法を
提案しています。

自分の笑顔の写真を
コルクボードなり模造紙の中心に貼り
その周辺に欲しいものや
会いたい人など理想の未来を
あらわした写真を貼っていくのです。

最初は違和感があるでしょう。
「なんで、ここに自分の写真が?」と
思う方がほとんどです。

でも、その違和感が強ければ強いほど
注意が引かれていくのです。

そのため日々写真の貼ったコルクボードを
チラ見するだけでも、しっかりと
自分の欲しい未来を見据えることが
できるのです。

ぜひ活用してみてくださいね。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

私達にとって最も大きな刺激は
視覚に入るものです。
ちらりとでも目に入るものは
知らずに私達の行動を決めています。
その見るものを望む未来に近づけていきましょう
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