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47年間の宇宙開発の歴史の教訓:大きな失敗体験だけが大きな成功体験をもたらしてくれる。

「絶対成功保証!」
教材や研修ではよく見られる表記です。

お金と時間を投資いただく以上
100%の提供と100%の内容理解は
期待されて当然でしょう。

しかし、その上で今後将来一切の失敗が
なくなるという点は残念ながら
保証はできません。

実は成功が保証できないからこそ
その先に「大きな成功」があるのです。

1.「小さな失敗」より「大きな失敗」を歓迎しよう

2017年、マリオットスクールオブビジネスの
ピーター・マディソンはとても意義のある
調査を発表しました。

1957年から2004年までの4,663回に及ぶ
軌道ロケットの打ち上げ成果を分析しました。

そして443回の失敗を精密にみると
次の8つの仮説が浮かんできました。

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一言で言えば、

「組織にとっては、
大きな失敗の体験・観察は
大きな成功より将来の成功につながる」
というものです。

2.「小成功病」の恐ろしさ

とても意外ですよね。

一般的に推奨されるのは、
成功体験だけにスポットを当てる
「ポジティブ思考」
小さくリスクのない失敗で実験する
「テストマーケティング思考」です。

しかし、47年間の宇宙開発の歴史が
教えてくれるのは、痛みの大きい
「大きな失敗」こそが将来の成功を
もたらしてくれる
ということです。

これはなぜでしょうか?

普通、私たちは自分たちの「上手くいった」
部分ばかりを見ようとしてしまいます。
また、書籍や研修においては景気の良い
「輝かしい成功談」を求めます。

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しかし、前者においては成功体験は
すべてが自力ではなく
運やタイミングに負うところも
少なくありません。

後者については、
資本主義の競争社会では
他人にタダで成功の核心部を
分かち合うことは本質的には
ありえません。特許制度や代理店制度が
あるのはそのためです。

他方、「大きな失敗体験」においては
大きな反省のもと、自分たちの至らない点を
直視し、今までの自分たちのやり方を捨て、
本来とるべきだった方法を積極的に
探すようになります。

経験から意味を引き出し、知識を変え
そこから次の行動を変えるという
成長プロセスが実行されるのです。

3.「大きな失敗」を歓迎しよう

7名の尊い犠牲を出したコロンビア号の
空中分解事故における調査報告書には
こうあります。

失敗仮説

この問題は組織のみならず
私たち個人にも当てはまります。

「この課題はもうやりつくした」
「自分は絶対間違えない」
「もう失敗は起こりようがない」

そう思ったときに、大きな失敗は現れます。

「いつでも謙虚でいよう」というのは簡単です。
しかし、「自分はいつでも謙虚で誠実」だと
思うこと自体がある意味傲慢です。

「大きな失敗」はあなたが本気であれば
あるほど、必ず登場します。
しかし、それにより私たちはようやく
今までの自分から抜け出すことができるのです。

「大きな失敗」を歓迎しましょう。
それが最も「学ぶ力」を高めてくれます。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

ではどうすれば、「大きな失敗」を
受け止めることができるのでしょうか?
本稿のようなアタマの知識も必要ですが、
より大切なのは動揺しない心身です。

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