こんばんは！
「魔法の宝地図」著者の望月俊孝です。

1. ウィキペディアも作られた！
　全世界共感の人間観察論文

2013年1月、科学雑誌「サイエンス」に
投稿された1本の論文が世界を
揺るがしました。

The End of History Illusion
歴史の終わりの幻想

これは一体なんでしょう？

本研究は「幸せ」に関する著者もある
ハーバード大学社会心理学部教授　
ダニエル・ギルバードらによるものです。

チームは、18歳から68歳までの
合計約19,000名を対象に、人生観の
調査を行いました。

すると、被験者の多くが次のような
人生観を持っていることが判明しました。

「たぶん自分は
　今のような自分のまま
　生涯を終えるだろう」

多くの人が持っている
こうした人生の予感を
「歴史の終わり幻想」と命名したのです。

たとえば、平均33歳の群に
23歳のときから起きた変化を
思い出してもらい、
43歳のときに起きる変化を
予想してもらいます。

すると過去10年間の変化に比べて
43歳までの10年間の変化を
とても少なく見積もっているのです。

しかし同様の質問を
平均43歳の群にすると
やはり33歳からの10年間は
大きな変化があったというのです。

▲　結局10年後には大きな変化を感じている！　
https://u-note.me/note/47499289より引用｜訳は投稿者による

あるいは、こんなユニークな調査も
行われました。

1）「現在の好きなミュージシャンが
　10年後にコンサート開くとしたら
　あなたは今いくら払うでしょうか？」

2）「逆に10年前に好きだったミュージシャンが
　今日演奏するとしたら、
　いくら払うでしょうか？」

あなたはどうですか？

調査の結果、
1）の平均は129ドル　
2）の平均は80ドル。

理論的には同じ額になるはずですよね。

良くも悪くも
人は熱しやすく、冷めやすい

つまりは、いくらでも
変わりうる生き物なのです。

本実験は、そのユニークさで
科学界隈を超え、一般メディアにも
大注目されました。

ウィキペディアも作られ
ダニエル・ギルバードはこのテーマで
プレゼンの殿堂TEDにも登壇しました。

むろん、調査方法には賛否があり
多数の反証記事があることも事実です
（「歴史の終わり幻想は幻想だ」など）

でも・・・

こうした注目には、国を超えた
多くの人間に思い当たるフシが
あったからです。

2.過去を思い出すように、未来を想像しよう

ギルバード博士はこうした現象が
起こる一因として、過去を思い出す容易さと
未来を想像する難しさをあげています。

しかし、そうした性質に任せ
自分の可能性を十分に
発揮しないのはもったいないことです。

ここからあなたに提案です。

もし過去を思い出すように
未来を想像することができたとしたら？

おそらく今いる現在地点の見方が
180度変わり、たくさんのヒントや
チャンスが見えてくることでしょう。

その第1歩は、今のあなたの
価値観・世界観ができた時点を知ることです。

もちろん、かんたんなこと
ではありません。

表面的な脳トレや論理思考、
あるいは一方的な精神療法で
たどりつけるものでもありません。

そこには、明確な
心のメカニズムがあります。

そして、それを短時間で実現する
合理的なアプローチがあります。

この2つが同時に学べるのが
下記のオンライン講演会です。

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本日もお読みいただき
ありがとうございます。

参考論文です　感謝します