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【ライフワーク徹底考察5】リーダーとはWhat(何)を問える人だ

こんにちは
「魔法の宝地図」著者の望月俊孝です。

1.人が強い痛みの連続より怖いこと

ちょっと痛い質問をします。

Q. 人間は、次のAとBどちらの状況が
より【恐怖】を感じると思いますか?

201104痛み交互

201104痛み交互

強い刺激だけが続く【A】?
どちらが来るか分からない【B】?

悩むところですよね。

正解は・・・

交互に電気刺激がくる【B】でした!

1992年に発表された、
アムステルダム大学の
アルヌー・アルンツ教授らの実験です。

彼らは、13人の志願者に上記2つの条件で
右足首に電気刺激をおくりました。

刺激をおくる3秒前には、警告信号がでます。

研究チームをその信号を見た時の
被験者の呼吸や心拍数、主観的な評価や
皮膚の反応の計測し、どちらが本当に
恐怖を感じているかを観察しました。

強い刺激でいえば、
3回受けるよりも20回受ける方が
怖いに決まっています。

でも、それにもまして
人間が怖いのは【予測できない】ことです。

人は【予測できない】3回の痛みの方が
【予測できる】20回の痛みよりも
恐怖を感じてしまうのです。

2.人がリーダーを求める理由

だからこそ、人間は太古の昔から
次の1点を追求してきました。

「恐怖を予測し、避けること」

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脳は何か恐ろしいものを前にすると
すぐに内分泌腺に指令を出し
ホルモンを分泌し、カラダを覚醒させます。

血圧の上昇、心拍数の増加、
瞳孔の収縮、筋肉の緊張。

これにより「戦う」か「逃げる」かを
瞬時に判断できるのです。
(強くはない哺乳類は「逃げる」ことが)
(多かったのでしょう)

槍がスマホに変わった現在でも
変わることはありません。

そしてここで大切なポイントが
でてきます。

逃げる場面では、グズグズしては
いられません。少しでも危ないと
思ったら、すぐに動かなければなりません。

暗闇で長いものを踏むと
今でもぎょっとしますよね。

この点を、ハーバード大学教授の
ダニエル・ギルバートはこう説明します。

進化は危険を冒すことなく、
「あれはなんだ?」の質問より先に
まず「どうしよう?」に答えるように
脳を設計した。

つまり、多くの人はこんな性質があります。

プレゼンテーション1

即効性のあるノウハウに
ついつい飛びつきたくなるのは
人間の本能なのです。

しかし、それではいつまでたっても
根本的に問題を解決することはなく
同じ悩みに苦しめられ続けます。

そこで、危機的状況のときにあえて
事態を見据えて、Howの前のWhat
追求しようとする人が現れました。

すると、恐れていたものの正体が分かり
予め危機を予測し、みんなで
対策をとることができます。

これが「リーダー」のはじまりです。

すなわち・・・

201104痛み交互

だからこそ、予測ができない危機が
続くなかでも、多くの人に安心を
与え導くことができるのです。

アインシュタインはこう言います。

2W 定期報告会第17回_201123

3.ライフワークはWhat(何)思考で続けられる

そして、これはライフワークの現場に
おいても大切になっています。

□ お客様の最大の問題は【何】か?
□ その本当の原因は【何】か?
□ 自分の商品は一言でいうと【何】か?
□ 自分の商品は【何】が他と違うのか?
□ 自分の商品を使うとお客様にとって
 【何】が良いのか?
□ 共に働くチームのメンバーが
 それぞれ大切にしているのは【何】か?
□ 自分はこの仕事を通して
 未来に【何】を残したいか?

まずはこうした【何(What)】が大切です。

斬新な【やり方・ツール(How)】
人の心を動かす【理由・ミッション(Why)】
そこからしか見つかりません。

だからこそ、
もしあなたがライフワークに
挑戦したいもしくは発展させたいと
お考えであれば、あなたの中の
【何(What)】を明確にする必要があります。

そのお手伝いができるのが
この企画です。

LL説明会12月から1

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ぜひご活用ください。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

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参考文献(P.48、103)
参考論文

https://psycnet.apa.org/record/1993-12676-001

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