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人類初のロケット誕生秘話 昨日の夢は、今日の希望であり、明日の現実である

「56メートル。」
何の数字か分かりますか?

これは人類がはじめて
飛ばした液体ロケットの到達距離です。

1926年3月16日、
マサチューセッツ州オバーン農場で
実験はおこなわれました。

飛行時間はわずか【2.5秒】

この実験を主催したのは
クラーク大学物理学教授の
ロバート・ハッチンス・ゴダード

本日は、「地球の外に出る」という
人類最大の夢が叶うまでの
失意と復活のストーリーを見ていきましょう。

1.「火星」まで飛んでいける装置を作りたい 

ゴダードは幼い頃からおこづかいを
すべて実験につぎむほどの科学少年でした。

そんな彼は、17歳の秋に
人生を変えるひらめきに出会います。

母に頼まれて、枝刈りに
裏庭の桜の木に登っていた彼は
不思議なインスピレーションを感じます。

コンテン管理部発表

そこで彼は生涯を
宇宙旅行の研究に捧げる決意をしました。

ですから、わずか2.5秒であっても
宇宙への飛翔が叶ったことは
大きな夢の実現でした。

彼は日記にこう残しています。

「それはさながら魔術のようだった。
 ロケットは案外大きな音や炎を出さずに
 上昇して行った。」
「『待ち遠しかったよ。もう行ってもいいね』と
 私に語りかけているかのようだった。」

しかし、彼の功績は生前には
あまり評価されませんでした。

2. 「宇宙旅行」の父を助けた「長距離飛行」の父

特に辛辣だったのは
有名紙ニューヨーク・タイムズでした。

この実験に先駆けること
6年前の1920年1月13日、
ニューヨーク・タイムズは
ゴダードの理論をこのように論評しました。

「ゴダード教授はロケットが真空の中を
 すすむことができるなんて馬鹿なことを
 いっている。彼は高校の授業の知識もないようだ

メディアからの酷評と誤解は
その後も続きました。

オバーン農場での初実験から3年後の
1929年、再実験がおこなわれます。

実験は成功し、目標の高度に到達しました。

しかし落下物だけをみたメディアはこれを
「月に向かったロケットが空中爆破した」
報じました。

この報道は思わぬ波紋を広げ
ゴダードはマサチューセッツ州内での
実験を禁止されてしまいます。

でも、「捨てる神あれば拾う神あり」といいます。

この報道をみたある大物が
助けを申し出てきたのです。

彼の名前は、チャールズ・リンドバーグ

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いわずとしれた
アメリカ-パリ間の
大西洋単独無着陸飛行をはたした偉人です。

当時アメリカの英雄だったリンドバーグは
資金援助を申し出てくれました。
これをきっかけに多くの企業が
スポンサーを名乗り出てくれました。

3. 自分を信じるとは、自分のインスピレーションを信じること

1945年、ゴダードはこの世を去ります。

生前に遺した200近い特許は
死後にようやく認可されました。

1969年、アポロ11号は月面到達し
ゴダードの理論の正しさ
は証明されました。

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その前日、ニューヨーク・タイムズは
49年前に出した酷評記事の
撤回と謝罪を掲載したのです。

度重なる批判のため
生涯閉鎖的な研究姿勢を貫いたゴダード。

しかし彼はこんな言葉も遺してます。

コンテン管理部発表

多くの人は明るい未来を求めています。
でもいざその姿を説かれると
急に否定したくなります。

とくにそれが現実から
かけ離れていればいるほど顕著です。

挑戦とは、この否定の声に負けないことです。
自分が見たもの・見たいものを信じることです。

ゴダードは突き動かしたもの
それは17歳の秋に桜の木の上でみた
火星に向かうインスピレーションでした。

誰もがこんなインスピレーションに
出会っています。

だからこそインスピレーションに
ひたる時間を大切にしてください。

それが一生の原動力になります。

自分を信じるとは
自分のインスピレーションを
信じることなのですね。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

自分という存在は、自分の最大の
理解者である反面、
最大の否定者でもあります。
誰もが言われないレベルで
激しく自分の夢を抑え込んだりします。

なぜそのような現象が起きるのでしょうか?
それはいつから起きているのでしょうか?
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参考文献A(P94.95)
参考文献B(P247~250)
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