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見るだけではカラダはわからない!自分の筋肉・内臓・皮膚の感覚を味わってみよう。

虫歯の治療などで麻酔が抜けない間
歯茎や唇がふくらんだ感じがしますね。
でも鏡をみても、実際はふくらんでいません。

これは誰にでもおきることで
末梢神経に病変があると人は患部の
位置、形状、感触、温度の知覚が
ゆがんで変な感じがあります。

身体の一部が大きくなったように見えるのは、
大脳の体性感覚皮質の感覚地図が修正されている
からだとされています。

実はこのよくある現象は、私たちが
忘れがちなことを気づかせてくれるのです。

1.  体感は「見ても」おさまらない

2003年、フランスの麻酔医
ザビエル・パケロンらの研究チームは
面白い研究をしました。

整形外科手術を受ける36名の患者さんの
協力のもと、上肢、下肢、脊髄などに
麻酔された場合の自分の身体イメージの
変化を調べました。

麻酔後、30名の患者さんは麻酔をかけた箇所が
腫れたような感覚になりました。何かには手足の
体積が2~3倍になったと感じた人もいました。

患者さんにその部分を自分の目でみてもらえば
実際にはふくれておらず、一時的な錯覚だと
分かりました。

しかし錯覚だと自覚しても
なおもふくれた感覚は治まらないのです。

2. 身体の感覚にもっと耳をすませてみよう

患者さんにその感覚を言語化してもらうと
プラスチック,木,苔,蝋,コンクリートなどの
比喩が出てきました。16名の患者さんは
麻酔された部分は「死んでいる」とまで
表現していました。

ここで面白いのは、患者さんが抱く
自分の身体のイメージの中には
患部の不在感と腫脹感の
両方が混在していたのです。

そして患者さんの中にはこの妙な感覚を
楽しんでいる方もいました。

「身体の心理学」を著した精神科医
パウル・フェルディナント・スヒルデルは
「人間の身体のイメージは複数のレベルものが
 統合する共感覚」
と言っています。

本実験で分かるのは、「体感」の大切さです。
私たちは「見えているもの」は当然理解している
ものと思いがちであり、その内部を「感じる」こと
を忘れがちです。

私たちの身体中には末梢神経(運動・感覚・自律)が
張り巡らされていて、絶えす中枢神経(脳・脊髄など)に
情報をおくっています。

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しかし私たちは本実験のように
身体にあきらかな異変がおきなければ、
なかなかこの情報に耳を傾けようとしないのです。

ぜひ目をとじて、自分の筋肉の感覚や内臓の動き
あるいは皮膚に感じる感覚を味わってみましょう。

そこから思わぬ身体の信号に気づくとともに
自分の身体に感謝がわいてくるでしょう。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

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