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ざっくりした「直観」の科学、そしてプロと上手なアマチュアの脳の使い方の差とは?

「プロフェッショナル」

かっこいい言葉ですよね。
社会人であれば「さすが、プロ!」と
言われたいものです。

では、プロとアマチュアの違いは
何でしょうか?もちろん免許や資格が
あれば分かりやすいです。

とはいえ、能力的にはプロと
トップのアマチュアはほとんど
変わらないようにも思えます。

しかし、脳からみると1つ面白い
違いがありました。

1. 「ざっくり」判断の科学

2015年、理化学研究所(理研)の
田中啓治氏らはとても興味深い
研究を発表しました。

将棋のプロ棋士とアマチュア高段者の
協力のもと、直観で戦略を選ぶときの
脳を働きを調べました。

パターン1 戦略決定課題

1つの具体的な盤面をみせて
次に「攻め」と「守り」の
どちらを選ぶべきかを
ざっくり瞬間的に答えてもらいます。

パターン2 具体手決定課題

パターン1のように
「攻め」か「守り」か選び
その後で、4つの選択肢の中から
具体的にどう動かすかの手を
精査してもらいました。

一見すると、「攻め」「守り」の判断も
具体的な手の精査も同時に行って
いるように見えます。

しかし、2つのパターンの比較から
分かったのは、プロ・アマいずれの
棋士の脳もまずは「攻め」「守り」を
ざっくりと直観的に判断していたのです。

具体的には、パターン1の方が
パターン2よりも
前帯状皮質吻側部(rACC)、
後帯状皮質(PCC)、
前頭前野背外側部(DLPFC)と
呼ばれる部位が活性化していました。

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棋士たちは長年の経験から
具体的な手の精査とは別にまず
パッと見た盤面の状況の特徴から
「攻め」か「守り」をざっくりと
直観的に判断していたのです。

2. プロほど「攻め」過ぎない

これは棋士のみならず、
あらゆる職業に当てはまることでしょう。

図面、メールの件名、来客の表情・・・
そんなパッと見たときの特徴から、
日々、私たちは対応の方向性を
ざっくりと判断しているのです。

さて面白いのはここからです。

パターン1の「攻め」「守り」の
直観的な判断において、脳の働きに
面白い違いがありました。

直観的な判断で活性化する部位の1つに
前帯状皮質吻側部(rACC)があります。

「攻め」の場合は、rACCの後部が
「守り」の場合は、rACCの前部が
活性化していました。

その計測から分かったのが、次の点です。

アマチュア高段者ほど、
「攻め」の価値を
高く評価しており、不適切な場面でも
直観的に「攻め」の判断を下していたのです。

他方、プロ棋士にはそのような
傾向はありませんでした。

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「守りを忘れないこと」
ほんの一つの事例ですが
それでも納得できるプロの条件です。

調子が良い時に攻め続けるのは
誰でもできることです。
しかし、プロは引くべき「守り」の
ときを見誤らないのです。

ぜひこの視点から日々接する
人々を観察してみてください。

長く付き合っていくべき
プロの仲間が見えてくるはずです。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

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