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妥当性の論理。目標や夢を明確する前に、「自分はどんな人間か?」を考えよう

2011年、アダム・グラントと
デビット・ホフマンはある病院を
舞台に面白い実験をしました。

医療従事者の手洗いは、
感染防止のキモです。
でも、つい忘れがちです。
注意喚起はかかせません。

そこで、研究チームは2種類の
注意書きを作りました。

プレゼンテーション1

そして、病院内の医師や看護師が
利用できる66台のディスペンサーで、
サインを導入する前と後の2週間の間に
使用された石けんとジェルの量を測定しました。

結果は次のとおりでした。

プレゼンテーション1

「患者」を主体にした場合は、約32%も
手指衛生用品の消費が増えたのです。
しかし、医者本人を主体した場合は
むしろ減っていたのです。

面白いですよね。
人は「あなたのために」という
言葉は正論であっても
好きではありません。

「私は違うよ!」と言いたいものです。
特に病院現場で日々戦う医療従事者の方には
自分の健康には自負はあるはずです。

しかし、主体を「患者」にすると
自分の損得勘定では済まなくなります。

アダム・グラントは次のように
考察しています。

プレゼンテーション1

患者をケアする医療従事者の立場から
すれば、手洗いをしないわけ
にはいきません。

いかがでしたか?

このシンプルな実験は
とても大切なことを教えてくれます。

「夢や目標を持て」とよく言われます。
「目標から逆算して行動しろ」とも言います。

とはいえ、これは意外に難しく
どこか他人行儀になります。
なんとなく借り物の気がしますし
実際の行動もなかなか気がノリません。

しかし、本実験のように
「私なら何をするのがふさわしいか?」という
視点から考えると、ブレは減ります。

自分が起点なので、誤魔化せなくなるのです。

具体的な目標や夢を描く前に
この質問を突き詰めてみましょう。

私はどんな人間なのか?

すると行動力はいらなくなるでしょう。

本日もお読みいただき
ありがとうございます。

「人は自分にふさわしいと
思ったものになる」こうした
セルフイメージの原則は真実です。
では、あなたは一体今まで
自分自身にどんなセルフイメージを
描いてきたのでしょうか?
これからどんなイメージを
描いていきたいのでしょうか?

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参考論文
参考文献(P.262~264)








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