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スタンフォード大が警告する「Zoom疲れ」現象にせまる!テレワークに欠かせない「脳に優しい」オンラインとの付き合い方

こんな日常を想像してみてください。

「朝起きたら、1つの方向しか
見ることができなくなっていた」
「外に出ると周囲の全員が
自分をずっと見ていた」
「しかも至るところに鏡があり
絶えず今の自分の姿が見えていた」
「にも関わらず、どの人も反応は
遅れがちで曖昧だった」

極めて、不気味ですよね。
まるでサイコホラーの舞台です。

しかし、オンラインに頼る現在では
実は日々これ似た現象が起きています。

1. スタンフォード大学が警告するZoomの弱点とは?

2021年2月、スタンフォード大学の
ジェレミー・ベイレンソンらの
研究チームは世界中で話題になった
ある論文を発表しました。

「非言語的過負荷:
ズーム疲れの原因に関する理論的議論」

Yahoo!ニュースをはじめとした
各メディアでも取り上げられたので
ご存知の方もいるかもしれません。

あなたもWEB会議サービス「Zoom」を
使ったことがあるでしょう。

ワンクリックで参加でき、安定した
映像と音声の交流ができるZoomは
コロナ禍の救世主として職場に学校で
利用されてきました。

もっともそれ以前にも、世界中で
リモートワークの流れは加速していました。

なにしろ通勤の手間も省け
自由な働き方を実現できるのです。

2014年 ニュー・サウス・ウェールズ大学の
デニス・オングらの研究によれば、
ビデオ会議は、対面のリアル会議に比べて
多く見積もっても7%しかエネルギーを
消費しないとしています。

でも、どうでしょうか?

実際にZoomなどで
WEB会議をした人は口を揃えて言います。

「すごく疲れた」と。

「Zoom Fatigue」などという言葉もでき
これは世界共通の現象のようです。

なぜ、このような現象が起きるのでしょうか?

2. Zoomでは、人類史上一番多くの時間、視線にさらされている

同論文では、次の4つの原因を
ピックアップしています。

プレゼンテーション1

よく分かる人もいるでしょう。

リアルであれば、人は親しくなければ
60センチ以上は接近しません。
エレベーターなどのやむを得ない空間では
仕方なく視線を合わせないようにしています。

でもZoomの場合はどうでしょうか?
ためしにモニターとあなたとの距離を
計測してみてください。
おそらく60センチ以内でしょう。

にも関わらず、参加者全員の視線が
絶えず自分に向けらているのです。
しかもその中には、自分自身もいます。

研究チームは次のように述べています。

「Zoomのユーザーは、
メディアの歴史、
そしておそらく人間の歴史の中で、
これまでに見たことのない
頻度と時間で自分自身の反射を見ている」

そのため脳においては、
冒頭のサイコホラーが
現実に起きているのと同じような
ストレスがかかっているのです。

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さらに、コミュニケーションには
ラグがあり、Zoomの技術をもってしても
リアルタイムには伝わりません。

相手が何を訴えたいのか?
自分が言ったことが伝わっているか?

終始、そんな点が気になります。
そんな時、人は何をするのでしょうか?

3. 人はビデオ会議の方が頑張って声と表情を出していた!

2019年、ティルブルフ大学の
エメリン・A・J・クロースらは
こんなユニークな実験をしました。

ちょっと考えてみましょう。

プレゼンテーション1

「ビデオ会議はマイクがあるし
音を上げればいいから、
声は弱くて構わないのでは?」

そう思われるかもしれません。

しかし、事実は逆でした。
なんとビデオ会議の方が、
リアルの対面会議より約15%も
強い声を出していたのです。

では、こちらはいかがでしょうか?

プレゼンテーション1

「それは、やっぱりリアルに
会っている方が感情が動くでしょ」

そう思われるかもしれません。

しかし、事実は逆でした。
なんとビデオ会議の方が、
リアルの対面会議より約33%も
張り切った大きな笑顔を
作っていたのです。

すなわち、人は目の前にいない人と
技術の制約のあるなかで、
コミュニケーションをするときは
声と表情を普段より大きくするように
努めているのです。

これが続けば、「Zoom疲れ」が
起きるのも無理はないでしょう。

4. アフターコロナの時代に必要な「脳に優しいオンラインとの付き合い方」とは?

人類は本来こうした異常なストレスを
感じる事態があると、「その場を離れる」
選択をしていました。

リアルな学校や職場をみても
給湯室や仲間の机や休憩室など
「気晴らしができる場所」があります。

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しかし、オンラインの世界においては
すべては目の前のモニターの中で
完結してしまい、離れる場所がないのです。

いかがでしたか?

研究チームは、外付けモニターの設置や
あえてビデオをOFFにする時間を
設けるなどの提言をしています。

私達ヴォルテックスにおいても
オンラインセミナーでは通常の
リアルセミナーの【1.5~2倍】、
休憩をとるようにしています。

アフターコロナの時代も、
オンラインでの交流は
加速していくでしょう。

Zoomの有用性は
変わることはありません。

そこで私達にできることは
脳に優しいオンラインとの
付き合い方
を見つけていくことです。

これからもこうした最新の知見を
シェアしていきます。

本日もお読みいただき
ありがとうございます。

ベストセラー「Zoom主催者ガイド」の著者
神戸正博が講師をつとめる
オンライン時代の【脳に優しい】
コミュニケーションスキルを知りたい方は、
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