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やること自体を報酬にしよう 最高のモチベーションとは、他人からの報酬に左右されないこと

「お給料をくれるから、働く」
「おこづかいをもらえるから、勉強する」

人間は目の前に「ニンジン」を
ぶらさげられると動く。

モチベーション管理の定説です。

でも、本当にこれだけなのでしょうか?

1.高品質のモチベーションとは?

1977年、1つの研究がアメリカの
ロチェスター大学で行われました。

気鋭の心理学者
エドワード・デッシー博士と
臨床研究生だった
リチャード・ライアンによるものです。

2人には共通のテーマがありました。

プレゼンテーション1

実験はこんな手順で行われました。

大学生24人に立方体パズルを
解いてもらい、その取り組む時間の
長さでモチベーションを測ります。

被験者は2つのグループに分けられ
3日間の実験が始まりました。

このとき研究チームが注目したのは
実験中の【休憩時間】の使い方でした。

休憩時間は、480秒(6分間)。

使い方は被験者の自由です。

そのままパズルを解いてもよいし
置かれた雑誌を読んでも構いません。

■1日目

初日の休憩時間に
両グループがパズルに
取り組んだ時間です。

グループAは平均【248】秒。
グループBは平均【213】秒。

■2日目

翌日は、1つの工夫をします。

グループAにだけ、パズルが
解けるごとに1ドルの報酬を
払うことを約束しました。

ちょっとした「ごほうび」でも
嬉しいものです。

案の定、グループAは
休憩時間になっても
パズルから離れませんでした。

結果はこう変わりました。

グループAは、平均【319】秒。
グループBは、平均【205】秒。

わずかな報酬によって
グループAのモチベーションは
約1.3倍もあがったのです!

やはりお金の力は
やる気を引き起こすようです。

でも、面白いのはここからです。

2.  高い報酬の期待は裏切られると、怖い

■3日目

グループAに今度は、
「今日は報酬はないよ」と伝えます。

がっかりですよね。

さて、この日の休憩時間の
両グループがパズルに
取り組んだ時間をご覧ください。

グループAは、平均【198】秒。
グループBは、平均【241】秒。

なんと報酬の期待を裏切られた
だけで、グループAのモチベーションは
前日から4割近くダウンしてしまったのです!

一方で、報酬の話に一喜一憂せず
続けてきたグループBは、3日目に
最も長くパズルにとりくみ
最高のモチベーションをみせています。

3. やること自体を報酬にしよう

いかがでしたか?

「お金をもらえること」
「役職をもらえること」
「みんなの前でほめらえること」

たしかにこうした外からの
「ごほうび」は
私達を強く動かしてくれます。

なにか重い腰をあげるときには
とても役立つことでしょう。

でも、外からの「ごほうび」は
毎回もらえるとは限りません。

一番怖いのは、期待を裏切られたときに
その反動で、一気に落ち込むことです。

そこで必要なことは、自分自身で
「やっていること自体」を楽しむことです。

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「工夫」・「改善」・「熟考」

そんなご褒美を自分で作ることが
できる人が最後まで続けられるのですね。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

やること自体を報酬にするのは
モチベーション管理の極意です。
こうした進捗管理を学べるのは
読書です。大人のための読書は
こうした能力開発もできます。
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参考資料P.122



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