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「大好きなことを仕事にする」を超えて 人類の繁栄を築いたただ1つの要素とは?

「家から100マイルで
 手に入る材料だけで
 1着のスーツは作ろう」

アメリカ ドレクセル大学の
ケリー・コップ教授が
はじめたプロジェクトは
大きな話題を呼びました。

100マイルとは、
約160キロメートル。

ちなみに
東京駅を始点に計測すると
長野県の諏訪湖あたりで
155キロメールになります。

さて、結果は・・・
予想を超える大変さでした。

1.  本当はスーツの値段は今の100倍!?

制作総時間は、【506時間】。

かかった労力は、
20名のスタッフと4頭の羊、
そして1頭の鹿。

その上結局、
必要な材料の8%は
100マイル圏内で手に入れることが
できませんでした。

この実験をうけて
イギリスの著名科学ジャーナリスト
マット・リドレーは言います。

プレゼンテーション1

2. 人類は交換ができたから、進化した


こうした試みが面白いのは
もちろん企画だからです。

こんなことを毎日する時間はありません。
普通はお金を出して買うはずです。

僕ら自身が仕事をして稼いだお金で。
つまり価値の「交換」です。

大げさに聞こえるかもしれません。

でも、マット・リドレーは
これこそが人類の進化の最大の秘密と言っています。

その理由を彼はこう語ります。

プレゼンテーション1

画像3


3.「分業」が生んだ3つのもの

これにより、次の3つのものが
生まれたと、マッド・リドレーは言います。

プレゼンテーション1

順番に見ていきましょう。

1)価値観の誕生

交換する対象物は
すべてが等価ではありません。

でも、傍から見れば
不釣り合いであっても
相手が価値を感じれば
立派な取引となるのです。

今日、私たちの仕事はとても細分化されています。
それは、それに価値を感じてくれる人が増え
市場があるからです。

2)スキルアップの誕生

交換により、ご先祖様は食料の心配が
大幅に減りました。

それにより、自由な時間が一気に増えました。

リドレーは言います。

繁栄とは端的にいうと
 節約された時間であり、

 節約される時間は分業に
 比例して増える」

ご先祖様は、その時間を使い
さらに自分の專門を磨き
交換される価値を高めていったのです。

3)信用の誕生

交換という智慧自体は
そもそも類人猿にはありました。

それには1つの特徴がありました。
その場ですぐに見返りがくるということです。

でも私たちのご先祖様は違いました。

自分からまず相手に価値を与えること
そして見返りは、後で別の形でしてくれれば
いいとしたこと

「春の山の幸をあげるから
 秋には海の幸をください」
など

それは恩返しのシステム化でもあり
「信用経済」の誕生でもありました。

考えてみましょう。

あなたのもつ資源・能力のなかで
最も周囲が価値があると思ってくれている
ものは何でしょうか?

それを徹底的に伸ばしていきましょう。
そして、「これなら任せて!」と
世界に対して宣言できるものを持ちましょう。

すると、その対価として相手はあなたの
足りないもの・欲しいものを
手元に運んできてくれるでしょう。

本日もお読みいただき
ありがとうございます。

結局、成功はバランスです。
「自己実現」と「他者貢献」の調和です。
もし大好きなことをしているはずなのに
豊かになれない・仲間がいないのであれば
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参考文献(P.25,102,103,127)





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