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体感時間は一定ではない。オッドボール効果でラクに加速学習をしよう

「時間が止まって感じた」

交通事故一歩手前の瞬間や
スポーツの決勝ゴールの瞬間など
よく聞く話です。
体験した方もいるでしょう。

体験者はそろって、
世界がより鮮明に見えて
大きな集中力が発揮されたといいます。

なぜこの現象を起きるのでしょうか?
そして意図的に起こせるのでしょうか?

1.時間の感じ方は簡単に変わってしまう

2011年 クイーンズランド大学の
ライアン・シンデルらは興味深い
研究を発表しました。

暗室で8名の参加者に
スコープ越しに
スクリーンの中央を見てもらいます。

そこではまず、白い棒が0.5秒表示され
0.3秒暗転するというパターンが
繰り返されます。

しかし7回繰り返された後は
角度(15度か45度)のついた
灰色の棒に変わり、
表示時間もランダム
(0.3秒~0.9秒)になります。

研究チームは、実験後、
参加者に棒が表示されていた
体感持続時間をたずねました。

その結果、参加者は、7回目以降の
灰色の棒の表示時間の方が
それまでの規則正しく表示された
白い棒よりも長い持続時間を
感じてました。

さらに灰色の棒においては、
15度傾斜のものよりも
45度傾斜のものの方が
より長く持続時間を感じていました。

2. オッドボール効果で学習を加速させよう

このような現象は
「オッドボール効果」
呼ばれています。

反復した刺激が続くと、人は
次も同じ刺激がくると予測して
行動の準備をします。その方が
代謝のコストが減るからです。

しかしそこにユニークで
変則的な刺激が急に生じたら
どうなるのでしょうか?

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脳は通常とは異なる事態においては
「挑むか」か「逃げるか」を
瞬時に迫られます。

そこでできるだけ多くの判断材料を
つかむため、アドレナリンを調節し
体内の時間認識を遅らせます。

すると、通常よりも知覚持続時間が
広がって感じられるのです。

オッドボール効果は簡単に
私達の学習に応用できます。

読書であれば、まず最初に数回
ページを高速で流しながら
目で追ってみる。
音声教材であれば、まずは2倍速以上の
聞き取れるギリギリの速さで
全部聴いてみる。

当然、内容の理解は難しいでしょう。

でも、こうした高速の状態を
パターンとして認識した後で、
普通の速度を体験すると
オッドボール効果が生じて、
より鮮明に内容が体感できるのです。

あたかも自動車の運転で
高速から一般道に降りたときのように。

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わずか数分の準備ですが、
ぜひやってみてください。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

私達はこうした脳の仕組みに
基づいた簡単で誰でもできる
速読・速学法をお伝えしています。
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