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過去の記憶も未来の想像も、すべては今の夢のためにある

2004年、リエージュ大学の
アルノー・ダーガンボーらの研究チームは
とても意義のある研究を発表しました。

40名の学生の協力のもと、各々を防音室に集め
次の出来事を思い出したり、想像したり
してもらいました。

■最近(1年以上1ヶ月以内)におこった出来事
■より遠い過去(5~10年前)におこった出来事
■近い将来(最低1ヶ月後)におこりうる出来事
■より遠い将来(5~10年後)におこりうる出来事

学校や職場でのエピソード、
パーティーや余暇活動、
親戚や親しい友人との交流、
死や病気、事故、恋愛エピソードなど
いずれも「ポジティブなもの」と
「ネガティブなもの」
の2種類を
思い浮かべてもらいます。

結果は、「時間」の研究においては
とても面白い発見となりました。

1.  人はポジティブな未来が思い浮かべやすい


まずは、出来事の種類(過去・未来)
距離(近い・遠い)
評価(ポジティブ・ネガティブ)ごとの
想起・想像の反応速度です。

時間評価と距離感・重要性

いかがですか?
際立って、人は【ポジティブな未来の出来事】が
最も詳細に素早く思い浮かべられるのです。

2. 見えていない痛み・リスクは先延ばしにしたい

では具体的に「未来」とは、どの時点を
さしているのでしょうか?

時間評価と距離感・重要性

近い未来(1ヶ月~1年以内)については
両者ほぼ半年先でした。

しかし遠い未来(5年~10年以内)については
ネガティブな方がより先になりました。

どうやら、人は差し迫っていない未来のリスクや
痛みはずっと先に起こることにしたいようです。

3.  過去の記憶も未来の想像も、今の夢のためにある

さらに興味深いのは、今の自己イメージから
みてどの領域が大切に思うか
を7段階で
回答したアンケート結果です。

時間評価と距離感・重要性

ご覧のとおり、ポジティブな未来の出来事及び
直近のポジティブな過去が
際立って選ばれていました。

これはなぜでしょうか?

研究チームは次のように考察しています。

時間評価と距離感・重要性

「自分はできた!」「自分はできるはず!」
「自分はなれた!」「自分はこうなりたい!」

そんな過去の誇らしい思い出や
未来の輝かしい想像が
ありありと思い浮かべば、人は粘り強く
目の前の課題に取り組むことができるでしょう。

結局、人生であるのは「今現在」だけです。
直接影響できるのは「次の1歩」だけです。

これまでも色々ありました。
これからも色々あるでしょう。

でも、そうした過去の記憶も
未来の想像もすべては今現在の自分の
夢や目標に力を与えるためにあるのです。

逆にいえば、あなたの人生は
「あなたが今持っている夢」によって
色付けられているのです。

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もし、自分だけの明確な
「どうしてもやりたい」夢があれば、
脳はその夢の文脈にそった
過去と未来のポジティブな面にだけ
光を当ててくれるのです。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

大切なのは、誰かからの借り物でない
本当にやりたい夢(ゴール)を
自分自身で見つけることです。
そこから、あなたの人生は一気に
輝いていきます。
もしその見つけ方に興味のある方は
こちらのオンラインセミナーに
お越しください。

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