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こんにちは
「魔法の宝地図」著者の望月俊孝です。

1.ネガティブな感情は本当に不要?

ちょっと質問です。

「ポジティブな気持ちでいるときと
 ネガティブな気持ちでいるときで
 どちらが問題を解決しやすいと思いますか?」

こんな声が聞こえてきそうですね。

ポジティブな気持ちの時に
 決まっているでしょう!」

もちろん正解です。

では、それはなぜでしょうか?
そして、ネガティブな気持ちは全く
問題解決に役立たないのでしょうか?

2.ポジティブな感情が起こした派手なミス

2006年、トロント大学の
ヤコブ・ハッシュ教授らは
こんな面白い実験をしました。

24名の大学生を集め、次の2つの課題を
こなしてもらいます。

1)遠隔連想テスト(RAT)

画面上に一見無関係な3つの単語が提示されます。
これらに共通する1つの単語を見つけて、
30秒以内に声に出して答えてもらう課題です。
このゲームを16セット行います。

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結構、難しいですよね。
ポイントは「視野を広げること」です。
いかに個々の単語の意味に囚われず
イメージを遠くまで広げるかが問われます。

2)フランカーテスト

画面上に複数の文字の列があらわれ
被験者はその中央の文字を割り当てられた
キーを押して、瞬時に答える課題です。
表示時間は0.5秒~0.8秒。
これを96回こなします。

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こちらも大変です。
ポイントは「視野を狭める(抑制)」ことです。
文の長さや左右の文字に惑わされず
いかに素早く中央の文字を見つけるかです。

お気づきかもしれません。
この両方のテストを同時に行うことで
正反対の能力を調べられるのです。

でも、実験が面白いのはここからです。

被験者は、1)ポジティブ
2)中立 3)悲しいの
3つの感情になりながら
各感情ごとにこの両課題に
チャレンジしてもらうのです。

そのために10分間、
感情を誘導する音楽を聴きながら
その感情にいる自分をイメージしてもらいます。
(中立の気分を作るためには)
(カナダの地理情報が読まれたそうです)

結果は、興味深いものでした。

まずは、遠隔連想テスト(RAT)の方です。

スライド3

ポジティブな気分の方が
悲しい気分よりも15%も上です。

「やっぱりポジティブが1番!」と
思ったあなたは、次のグラフを
ごらんください。

こちらは次問のフランカーテストの結果です。

スライド4

こちらは「間違い数」です。
ご覧のとおり、ポジティブな状態の被験者が
派手にミスを犯しています。

悲しい状態と比べ、約45%も多く
不適切な回答をしているのです。

つまりこういう事が言えます。

3. 感情の配役が分かれば、「幸せ」は訪れる

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ポジティブな感情は
イメージどおり「浮足立って」います。
視野が広く遠くなり、大空を見上げるように
それまで気づかなったつながりが見えます。
その意味では、「創造」の場面には
とても役に立ちます。
ネガティブな感情は
イメージどおり「うつむいて」います。
視野は狭くなりますが、その分周囲を
目に入れず、1点に集中ができます。
まるで足元を見つめるように
僕たちの現実的な思考と行動の判断を
助けてくれます。

どんな感情も目の前の状況に
対応するために発生した
大切なシグナルです。

ポジティブ思考は素敵ですが
一辺倒では必ず現実を見落とします。

ポジティブな感情は、【自由】第一で
問題を解決してくれます。
でも、それに任せたままだと
新しい問題を生んでしまいます。

それを防止するのが「安全」第一の
ネガティブな感情です。

ポジティブな感情が広げたものを
1つ1つ現実に合わせて
確認作業をおこなってくれます。

感情は人生のドラマの役者です。

善人だけでも悪人だけでも
ドラマは成り立ちません。

それぞれの場面に意味を
もたせるためには、色々な
役者が必要です。

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その配役が分かり、
ネガティブもポジティブも
受け入れいれられるのが、
本当の「幸せ」です。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

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