見出し画像

世界の超富裕層1%が4割の富を独占する世界。格差を狭めるのは、「お金」ではなく「時間」と「体験」

1.  世界の超富裕層1%、4割を独占


年末に次のようなニュースが
飛び込んできました。

□ 世界上位1%の超富裕層の資産だけで、
 世界全体の個人資産の37.8%を占めている。

□ 最上位の2,750人だけで13兆ドル
(約1490兆円)の資産を保有しており、
これは全体の3.5%に当たる。

□ 下位50%の層の資産は全体のわずか2%にすぎない。

衝撃的な数値です。
「貧富の格差もここまできたか」と
いう感じです。

行き過ぎた資本主義を憂う声も一層
高まっています。

でも、私はお金持ちの方に
お会いするときは
自分との違いではなく
共通点をみるようにしています。

2. 富裕層の時間と身体の使い方の真実は?

すると分かるのは、どんなお金持ちも
今この瞬間を体験できる身体は1つであり
1日に使える時間は24時間であるという
事実です。

この点、2019年画期的な研究が
発表されました。マサチューセッツ大学の
ポール・スミーツらの研究チームは
「時間の使い方」からお金持ちの
分析をしました。

研究チームは2つの母体で
富裕層と一般人の時間の使い方を
調べました。

まず、富裕層863名と
一般人1,232名を比較しました。

すると、より人生に幸せを感じていた
富裕層は一般人に比べて
次のような時間の使い方をしていました。

画像1

能動的余暇とは、
お祈り、社交、運動、趣味、ヴォランティアなど
受動的余暇とは 
昼寝、ぼーっとすごした、TVをみたなど

なお面白いことに、富裕層も
料理や掃除、買い物などの
日常業務を自分でしているようです。

さらに、プライベートバンクを利用している
富裕層690名と一般人306名を比較しました。

すると、より人生への幸福度が高い
富裕層は一般人に比べて
次のような時間の使い方をしていました。

富裕層(M=92.6)は、
一般人(M=76.4)よりも
【約18%】多く自律的に
仕事にのぞんでいました。

自律的というのは、
仕事の目標、時間、方法を
自分で決めることができるということです。

とはいえ、時間に直せば
8時間労働ならば、1時間程度です

富裕層であっても、仕事は
自由にならない面があるのでしょう。
逆に一般人であっても
意外に仕事が自由にできる面が
あるということでしょう。

3.  格差を埋めるのは、「お金」ではなく「時間の使い方」

研究チームは、次のように
考察をしています。

画像2

結局、幸せなお金持ちもそのお金を
使ってやっていることは、一般人と
変わりません。

しかし、そのやり方に少しの違いがあるのです。
1日わずかでも自主的に働き、活発に遊ぶ。

そのために大富豪は健康に留意し
アクティビティに便利な環境を
選んで住んでいました。

これならば一般人でも真似できる
部分はあると思います。

お金で格差を埋めることは困難です。
どれだけ富裕層を規制したり
貧困層を支援しても必ず歪みは生まれます。

しかし、「時間の使い方」
「体験の質・量の増やし方」に
目を向ければ、
富裕層との格差は
カンタンにしかも実り多く
埋めることができるのです。

時間・体験・学びをかけ合わせたものを
「教養」といいます。

時間の使い方を変え
体験の質と量を増やすために
学びに自己投資をしていく。

このアプローチこそが
分断や歪みなく格差を埋めていく
方法だと考えてます。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

そのためにお役に立てるのが
「4C速読・読書法」です。
短い時間で1冊の本から学びをつかみ
自分の体験に変えていく方法は
身につきます。興味のある方は
こちらのオンラインセミナーに
お越しください。
▼詳細は下のバナーをクリック

4Cバナー

ヴォルテックスLINEチャンネル、始動

はじめましての方も
すでに望月俊孝の
公式LINEやFB、メルマガに
ご登録いただいている方も必見!

毎日更新おすすめ記事
最新イベント情報
不定期Lineライブ配信!

ご登録は【10秒】で完了です
【登録後、プレゼントをお届け】

公式LINE

参考論文






この記事が参加している募集

お金について考える

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?