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価格決定は、シャネルに学ぼう!人は商品を通して、セルフイメージも買っている

「商品の値付けで困っています」
「いくら位なら買ってもらえますか?」

よくいただくご質問です。

形のない「コンテンツビジネス」の場合は
原価からの計算は難しいものです。

そもそも先生業のような属人的な
ビジネスでは、薄利多売はできません。

それに、人は必ずしも「安い」から
買うわけではありません。

今回は、一筋縄ではいかない
「価格決め」に役立つエピソードを
ご紹介しましょう。

1. 人は「ロゴ」に10倍の価格を支払う

1998年、アンジェラ・チャオらの
研究チームの報告書のなかで
とても面白い実験があります。

Consumer Reports誌が行ったもので
口紅について、2種類のブランドの容器を
用いながら、中身を半分ずつ入れ替えて
使ってもらい、感想を求めました。

結果、評価はほぼ半々に分かれました。

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さて、面白いのはここからです。

2種類のブランドは次のものでした。

A)フレームグロー

低価格ブランド 
1オンス=18.83円相当

B)シャネル

ご存知、有名ブランド 
1オンス=181.24円相当

品質の評価はほぼ同じなのに
両者は実に10倍近い値段の差で
販売がされているのです。

いわば、シャネルというロゴ代が
高価なのです。

なぜこのような現象が起きるのでしょうか?
研究チームはこのように考察しています。

プレゼンテーション1

すなわち、シャネルの口紅を
持っているだけで、自分の社会的に
ワンランク上がったと思えるのです。

2. シャネルを身にまとうとは、「自由」を身にまとうこと

「シャネルならば当然でしょ?」
「それがブランドってものでしょ?」
そう言われるかもしれません。

でも、なぜ「シャネルだから・・・」
となるのでしょうか?

その源流は創業者の
ココ・シャネルにあります。

彼女には確固たる
1つの信念がありました。

【女性のカラダの自由にする。】

その想いは、コルセットに
締め付けられ
男性の為に装うだけの
女性のファッションに革命を
もたらしました。

彼女の発明したものを見てみましょう。

定期報告会第15回_200923

そうです。

女性は、シャネルの商品を
身につけることで
「自由な自分」というセルフイメージを
身につけているのです。

3.売り手の「生き様」が商品の価格を決める

いかがでしたか?

価格決定で迷ったときは、
思い切って「値上げ」しましょう。
値上げ分の明細は、
お客様のセルフイメージの向上代です。

「そんな無茶苦茶な!」と思う方も
ぜひ聞いてください。

これからの時代は「何を買うか?」よりも
「誰から買うか?」の時代になります。

そこで大切なのは「憧れ」の感情です。
人は憧れの人から買うことで、
セルフイメージの向上を体験するのです。

では、どうすれば売り手は
ただの「業者さん」から
「憧れの存在」になれるのか?

そこに必要なのは、
売り手の「生き様」のストーリーです。

ほとんどの人は、
日常の檻の中で同じコトを
繰り返して人生を終えます。
その中で、自分よりも
不利な立場にも関わらず
革命を起こした人に強く惹かれます。

本稿のシャネルのように。

次の2つの質問で、あなたの「生き様」を
確かめてみましょう。

プレゼンテーション1

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

人生は、予想外のことの連続です。
でも、人は結局自分にふさわしいと思った
場所に落ち着きます。この「ふさわしい」と
思う自己概念が「セルフイメージ」です。

人間関係も、購買行動も、社会構造も
根っこには「セルフイメージ」があります。
もし、あなたがこの「セルフイメージ」を
しっかり理解したい場合は、こちらの
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