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こんにちは
「魔法の宝地図」著者の望月俊孝です。

1.戦争が終わってからの本当の地獄

1945年、第二次世界大戦が
終結しました。

しかし、敗戦国にとっては
ここからが本当の地獄でした。

武装解除した日本兵と
ドイツ兵は、そのまま
ソ連におくられます。

「シベリア抑留」です。

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マイナス30度の極寒の地で
強制労働が待っていました。

とくに直接、戦火を交えた
ドイツ兵への仕打ちは
想像を絶するものでした。

食事は、日に
コッペパン半分と水だけ。

しかし、ドイツ兵は
ほとんど餓死者を出しませんでした。

2.辛さを分かち合うたびに、チームは強くなる

理由は、ドイツ兵の
団結力にありました。

彼らは、支給された
コッペパンを食べる前に
必ずひとつかみ
ヘルメットのなかに入れていました。

病気で動けず
食料が支給されない
仲間はそこから
食べることで
餓死を避けることができたのです。

さらに1日1回15分だけ
蛇口から支給される
水の配給も、
リーダーの合図で
隊列を組み、交代で動き
最大限、貯水をしていました。

プレゼンテーション1

その安心感が、
生存につながりました。

そんな過酷な日々のなかで
事件がおきます。

3.絆を売るほどのリスクは存在しない

飢えがせまると
横行するのが
食料庫からの強奪です。

しかし、ソ連側も
それは想定済みでした。

事件が起きると
捕虜をあつめ、こう言います。

「お前たちの中にいる
 犯人を突き出せ!
 それまで全員食事なしだ」

すると、物の見事に
「犯人」が出てくるのです。

それは見せしめでもありました。

ある晩、食料庫が
空になるほどの大強奪が
起きました。

こんなことはするのは
日本兵ではなく
ドイツ兵に決まっています。

ソ連側は、捕虜のドイツ兵を
招集していつもの調子で
言いました。

「昨晩、倉庫からパンを
 盗んだやつがいる。
 犯人は一歩前に出ろ。

 さもなければ・・・」

すると、驚く事が起きました。

なんと、集まった捕虜のドイツ兵
全員が前に出たのです。

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全くの想定外でした。

実は、ドイツ兵たちは
この強奪計画のために
入念な確認を行っていました。

その結果、犯人がぶちこまれる
重営倉は、わずか3人しか
収容できないことが分かったのです。

それが分かれば
何も怖いことはありません。

全員で奪い、全員で食べれば
逆に、誰も収容できないのです。

結局、重営倉に
ぶちこまれたのは
ドイツ兵ではなく
見張りを怠ったソ連兵3人となりました。

なんとも痛快な話です。

4.仲間がいれば、人生は2択のゲームでなくなる

「自分に有利になるか」
「自分が不利になるか」

僕らはいつも
そんな2択を考えています。

特に大変な時期には
顕著になります。

しかし、そもそも
選択肢は2択しか
ないのでしょうか?

自分のことしか
見えなくなっているとき
あるいはそのように
差し向けられているときは
僕らは2つの選択肢しか見えません。

しかし、周囲の大切な誰かに
目を向けられれば
選択肢は無限に広がります。

そして、恐れていた現実が
取るに足らないことが分かり
本当にやるべきことが
自然に分かってきます。

それが結果として
自分の人生を良い方向に
進めてくれるのですね。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

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参考文献(P.208~215)




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