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天気予報はなぜ9割当たるのか?天気予報の歴史からみる開運法の極意を解説

あなたも私も大好きな番組があります。
「天気予報」です。

「傘を持っていくべきか」
「花粉や紫外線対策はどうするべきか」
毎朝つい見てしまいますよね。

それだけ天気予報は信頼されています。
降水の有無の的中率は約85~90%とされています。

それを毎日お休みなく出せるのだから
スゴイことですよね。

しかしここまで至るには面白い歴史が
ありました。

1. 最初の天気予報は37年かかった!


歴史で始めて、天気図を作成したのは
ドイツのハインリヒ・ブランデス。

地上の気圧分布を独自で調べたのですが
それには恐ろしい労力を要しました。

なんと37年もかかったのです!

1783年の嵐について
天気図が完成したのは1820年でした。

これでは「記録」はできても
「予報」はできませんね。

2. 「天気は動いているもの」という確信

それから36年後、フランスで
国家事業としての
有用な天気図が作成されました。

黒海の嵐で艦隊を失った
フランス政府のベラン陸軍大臣が
事前に嵐を察知する方法を
探そうとしたのです。

白羽の矢が立ったのは、
パリ天文台の長ユルバン・ルヴェリエ

後に海王星を発見した人物でもあります。

ルヴェリエは自力の観察に頼りませんでした。

ヨーロッパのあらゆる場所に手紙を出し
11月12日から16日までの5日間の
気候状態を詳細に聞いたのです。

返信があった250通の返事を分析し
ルヴェリエは1つの傾向を発見しました。

「天気は動いてくるもの」

フランスの暴風雨は、
スペイン付近から地中海を通って
黒海に進んできた低気圧が
原因であることを突き止めました。

そして、依頼をもらってから2年後の
1856年に詳細な天気図の作成に成功しました。

3.世界初の天気予報・日本初の天気予報

やがて「天気予報」が生まれます。

現在残されている最古の天気予報は
1869年9月1日、シンシナティで発行
された次のものです。

プレゼンテーション1

日本で最初の天気予報が発表されたのが
1884年(明治17)年6月1日です。

こんな感じです。

プレゼンテーション1

「全国的に風向きは定まらず、天気は変わりやすく、雨が降りがち」

・・・・ちょっと曖昧ですよね。

1965年には、今もおなじみの
降水確率○%という予報が
開発されました。

さらに興味深いことに
降水確率の精度は年を追うごと
どんどん上がっていきました。

1966年から1978年の12年間で
「36時間前の降水確率」の予測の
正確性はなんと2倍になっていたのです。

4.  宇宙からの目を与えてくれる気象衛星

なぜ年々精度が上がっているのでしょうか?

その最大の立役者は、
1960年から始まった気象衛星の存在です。

現在では、2014年に打ち上げられた
「ひまわり8号」が日本域の観測を
行っています。

搭載された可視赤外放射計は、
電磁波の強さを測り
雲の状態を観測しています。

それにより可視画像、赤外画像などで
あたかも私たちが宇宙から日本を
見下ろしたかのような視点で

雲の発達や動きを逐一確認できるのです。

5. 未来予報も天気予報のように高い視点で


いかがでしたか?

未来予測は数あれど、天気予報ほど
精度が高いものはちょっとありません。

それは天気予報が個人の観察から脱却して
どんどん視点を高くしていったからです。

ルヴェリエのように
ヨーロッパ中の他者の視点を借りること
そして気象衛星のような宇宙視点を手に入れること

これは個人の未来や運の話にも通じます。

「運」は言葉通り動くものです。
天気予報の雲と同じく巡り巡っています。

だからこそ運の流れを捉えたいならば
自分から離れた高い視点が必要なのです。

この点、ほとんどの人の視点は
前後3日間です。3日前にあったことに悩み
3日先の予定の心配をしています。

これを3ヶ月、3年、30年、そして一生に
広げていくことができれば、
気象衛星から地球を見下ろすように
自分の人生の方向性がしっかり見えてきます。

すると必要なものが先に見えるので
思わぬチャンスをつかみやすくなります。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

時間の意識を広げることは
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参考文献(P.190~204)






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