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自転車競技という種目があります。
イギリスはその強豪として知られています。

2007年から2017年の10年間の戦歴は
次のとおりです。

しかし、その以前は正反対の
弱小国でした。

世界最大の競技会
ツール・ド・フランスにおいては
110年間優勝経験なし。

1908年から2003年まで
オリンピックで獲得した金メダルは
たった1個！

一体、何があったのでしょうか？

この奇跡の飛躍の裏には
デイブ・ブレイルスフォードという監督の
就任がありました。

彼は、自転車競技というものを
徹底的に分解しました。

そして全体からみればわずか1％の
改善を積み上げていったのです。

□自転車のサドルを座りやすくする
□タイヤを滑りにくくする
□走行中の筋肉温度を保つため、
　電熱ヒーター入りのパンツをはかせるなど

でもここまでは序の口です。

ブレイルスフォードが考えたのは
1％の【状態管理】でした。

□マッサージジェルを追求して
　最も筋肉がほぐれやすいものを探す
□医師に手洗い指導してもらい
　風邪を引かないようにする
□熟眠用に枕やマットレスを追求する

ついには、チームトラックの内装の壁を
すべて真っ白にし、自転車の性能を落とす
わずかなホコリまで見つけようとしました。

1つ1つは当たり前の【1％】の改良です。
しかし、その改善の総和は【100％】を
はるかに超える成果をもたらしました。

※もっとも勝利への追求が強すぎて
　筋肉注射などのグレーゾーンな薬物使用の
　問題が起きている事実もあります。

この1％の改善思考は
私たちの人生にも大いに役立ちます。

現代アメリカの習慣術のエキスパート
ジェームズ・クリアーはこう語ります。

指数関数的な計算です。
収入で考えてみると、嬉しくなりますよね。

では、どのように実践し継続すれば
よいのでしょうか？

こう考えてみましょう。

1日は1440分（60分×24）、
その1％は14.4分。

つまり15分間でできる改善・
エクササイズを続ければいいのです！

特にまずしていただきたいのは
イギリス自転車チームのような
【1％の状態管理】です。
心身の健康がすべてのベースです。

とはいえ、こんな声もあるでしょう。

「15分間で何ができるの？」
「15分間で効果があるの？」

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本日もお読みいただき
ありがとうございました。

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参考文献（P.22～25参照）

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