
私達の人生の43%を支配するものとは?私達の第2の天性を活用して、自動的に人生を変える方法を教えます。
”43%”
何の数字だと思います?
答えは「私達が日常生活の中で
習慣(ルーティン)で
行っている行動」の割合です。
南カリフォルニア大学心理学部教授の
ウェンディ・ウッドは、学生と
フィットネスクラブに通う
老若男女の協力のもと
こんな実験をしました。
全員にノートと
1時間ごとにアラームが鳴る
腕時計を渡して、2日の間、
アラームが鳴るたびに
やっていることと考えていることを
すべてメモしてもらうのです。
その結果、個々人の性格や特性に関わらず
約43%強の行動が無意識にいつも繰り返して
いる習慣だったのです。
何かを決めて新しい挑戦をすることは
意識的な行動です。
でも私たちはそれ以外にも
実に43%の部分で無意識に同じことを
繰り返しているわけです。
この繰り返しの習慣の部分を
変えなければ、どんな新しい学びや
衝撃的な体験や気付きがあっても
結局は人生は変わらないのです。
これは変わるべき緊急事態であっても
同じことを繰り返してしまう原因でもあります。
今の習慣をより望む未来にあった習慣に
変えていく必要があります。
では、どうすればそれが可能なのでしょうか?
1. 「はじめて」と「2回目」以降では使う脳の回路が違う
結論からいえば
「望む習慣を繰り返す」ことです。
当たり前かもしれません。
でも、本当にこれしかないのです。
そもそも私たちは何かを初めてするときと
2回目以降繰り返すときは
脳が活性化する領域が異なるのです。
はじめてのことをするときは
脳の大脳基底核内にある
尾状核を中心として連合系ループ
という領域が活性化します。
ここは計画を立てたり、抽象的な思考をする
ための部位です。
しかし、2回目以降同じことを
試したときは被殻を中心とした
感覚・運動系ループという
領域が活性化します。
この回路のつなぎ直しをすることで
繰り返しが簡単にでき
決断や努力なしに同じことが
同じように上手くできるのです。
2. 顕在意識が介入できない「手続き記憶」を強化しよう
これを心理学に表現したのが
「手続き記憶」です。
同じような経験の繰り返しにより獲得される
長期保存記憶で、意識しなくても自動的に
機能してしまうものです。
たとえば母国語の習得や自動車・自転車などを
乗る運動スキルなどがあげられます。
私たちは英語を学んでも日本語の記憶は
怪しくなりませんし、自動車の免許をとっても
自転車の乗り方を忘れてしまうことはありません。
またどんなに疲れているときも
外に行くときは服は着ています。
手続き記憶として符号化された情報は
滅多に内容を書き換えることができず
普段の顕在意識ではアクセスができません。
そのため、「あなたの習慣は何?」と聞かれても
答えづらいのです。
逆にいえば、意図して何かの行動を
「手続き記憶」に落とし込めれば
何の努力もなく自動的に行なってくれるのです。
「習慣とは第2の天性である」
(キケロ)の言葉どおりです。
そのためには、時間をかけて
同じ行為を繰り返して
記憶の痕跡を強くしていく必要があります。
地味な行動ですが、とても意義のあることです。
30年以上、人間の習慣を研究する
前出のウェンディ・ウッドはいいます。
時間がない方ほど
あなたが身につけたい行動を
できるだけ繰り返しましょう。
手続き記憶となり、習慣の一部になれば
時間も労力も大いに節約ができますよ。
本日もお読みいただき
ありがとうございました。
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参考文献(P.42,48~49、90~92、105、113)
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