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なぜ弱腰な人が最後に一番利益を得るのか?コミュニケーションの秘訣は「しっぺ返し」

こんなゲームがあります。

あなたと私で1つの商品を作っています。

あなたも私も、次の2つの選択ができます。
共に商品を作り利益を分ける「協力」
追加のリソースを払い自分だけで
商品を作り始める「競争」です。

2人の選択の組み合わせで
もらえる利益が変わってきます。

あなた「協力」+私「協力」

この場合は、お互いが300ドルの利益が
手に入ります。

あなた「競争」+私「競争」

この場合は、お互い100ドルしか
手に入りません。

あなた「競争」+私「協力」

これはいわば「抜け駆け」です。
あなたには500ドルの利益が手に入りますが
私は1ドルも手に入りません。
(もちろん逆の立場も同じです。)

さて、あなたが最も利益を受け取るには
どのように選択をすればよいのでしょうか?

1.「勝ち逃げ」が許されないのが現実社会

有名な「囚人のジレンマ」を
改良したこのゲームは、
かなりプレイヤーを悩ませます。

お互い「協力」だけし続けていても
勝負はつきません。どこかで、
「競争」をしかける必要があります。

しかし一旦「競争」をしかけて
利益を独り占めしたが最後、
相手は警戒して、
ずっと「競争」しか選ばなくなるでしょう。

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するとお互い100ドルしか
手にできない取り組みが
えんえんと続けます。

これは、現実経済をよくあらわしています。
ある日、停滞した業界に革新的な会社が
あらわれ、業界のスタンダードを変えます。
しかし、そのうち他社も真似をし、
消費者も新鮮味がうすれ、また業界は
次の革新者が現れるまで停滞に入ります。

「でも、結局、相手次第だから
勝つ方法なんてあるの?」

そう思ったあなたは実は、
必勝法に近づいてますよ。

2.真似られ続けた相手は、公平になる

政治学者のロバート・アクセルロッドは
数百回のコンピュータ・シュミレーションを
重ねて、最後にもっとも利益が残る1つの
パターンを見つけました。

それが「しっぺ返し」作戦です。

最初は「協力」から始めますが、
相手が利己的になり「競争」を
選びはじめたら、こちらも「競争」を
選ぶようにします。そして、また
協力的になりはじめたら、「協力」を
選ぶようにします。

つまり、相手の行動を真似るのです。
するとどんな利己的な相手でも、
いつかは、協力関係を選ばざるをえなくなります。

「相手に合わせよう」と言えば
どう聞いても弱腰です。
でも、それもタイミングを合わせれば
徐々に調和に向かうのです。

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コミュニケーションの原則は、
「相手を観察し、合わせる」こと。

すると、相手も自然にこちらに
合わせてくれて、お互いが望む
結果に近づけますよ。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

人間関係で悩まない人はいません。
大切なのは、相手を観察することです。
言葉の後ろにある感情が読めると
あらゆるコミュニケーションが
上手くいきます。

そのためにどんな立場に有る方でも
カウンセラーのスキルは役立ちます。
もし興味のある方は、こちらの
オンラインセミナーでその秘訣を
お伝えします。
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参考文献(P.192~198)





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