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なぜ、科学的に自己肯定感を上げても、暴飲がおさまらなかったのか?自己肯定感を上げると同時に準備すべきこと

「自己肯定感」の人気は止まりません。
書籍やセミナーのタイトルで
見ない日はありません。

たしかに自分を見つめ、
承認することはとても大切です。

しかし、「自己肯定感」を上げたあとに
実は注意するべき点がある
のです。

1. 自己肯定感を上げる科学的な3つの方法

2016年、シェフィールド大学(英)の
研究チームは、考えさせられる研究を
発表しました。

307名のお酒好き大学生を集め、自己肯定感を
上げることで、飲酒のリスクの情報の
受け止めやすさや実際に飲む量が減るかを
調べました。

イギリスでは、1日に推奨量の倍以上を飲む
「暴飲」が学生の間で問題になっています。

過度な飲酒のリスクは明白です。
しかし、お酒好きは
そうした情報を否定・軽視します。
曰く、「大したことない」「自分は大丈夫!」

こうした自己防衛反応をやわらげる方法として
注目されているのが「自己肯定理論」です。

自分の大切な価値、属性、特性を
もう一度見つめることで、「ちゃんとしよう」
と思い直し(統合性)、耳の痛い情報にも
向き合えるようになるという理論です。

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研究チームが採用したのは、次の3つの手法です。

■ 価値観エッセイ

自分が最も大切にする価値観と
その理由を数行の文章で説明する。

■ 優しさの質問

過去にあった親切な行いを書く。

■ 所属の質問

32個の個人的特性に関する質問について
自分らしいか否か、回答する。

さて、結果はどうなったのでしょうか?

2. 自己肯定感を上げると同時に、付き合う仲間を考えよう

これらの3つの手法は、いずれも参加者の
自己肯定感を上げました。
比較条件の群のアンケート結果と比べ
「もっと自分に向き合う、大切にしよう」
という思いを強くしていました。

しかし・・・

残念なことに、リスク情報の受け止め方や
1週間後の飲酒量に変化はみられなかったのです!

なぜこんな現象が起きたのでしょうか?

研究チームは次のような点を指摘しています。

プレゼンテーション1

つまり、そもそも人とつながるために
お酒を飲んでいたところ、自己肯定感が
上がり社会的にオープンになると、
ますます人とつながりたくなり、結果
周囲の酒飲み友達とつるむのです。

皮肉ですよね。

でも、これはあらゆる事にいえます。

自己肯定感が上がると、自分に自信が持て
対人関係・対社会関係にオープンになります。

逆にいえば、その時の周囲の環境や仲間の
影響をもろに受けてしまうことになるのです。

「自分は誰と付き合いたいか」
「自分は誰のようになりたいか」
「どんな集団の一員になりたいか」

自己肯定感を上げると同時に
付き合う仲間も考えましょう。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

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