「1人で空想の遊びに熱中する」と
聞いてどんなイメージがありますか？

「ネクラ？」などあまり良いものでは
ないかもしれません。

しかし、現実逃避に思える
1人の空想遊びこそが
実は1番、現実に立ち向かう力をくれるのです。

1.入園式の子どもたちの不安を下げる

1984年、Child Psychology and Psychiatry Journalに
1本の興味深い研究が掲載されました。

幼稚園入園初日の3・4歳のお子さん
74名の協力のもと、こんな実験が
行われました。

誰もが経験があるように、
とても不安なのが入園初日です。
お母さんを離さない子、泣き出す子、
ダダをこねる子・・・

研究チームは、そんなお子さんたちの
皮膚の汗反応から不安度を計測しました。

次にお子さんを次の4群に分けて
15分間行動をしていもらいます。

A群

おもちゃのいっぱいある部屋で
複数の子どもと遊ぶ。

B群

おもちゃのいっぱいある部屋で
一人で遊ぶ。

C群

小さいテーブルに座り、先生から
複数の子ども達とお話を聴く。

D群

小さいテーブルに座り、先生から
1人でお話を聴く。

さて、15分経過後に
子どもたちの不安度が
最も下がっていたのは、
どの群だったと思いますか？

2. 「一人の空想遊び」が生きるチカラを回復させる

正解は・・・

B群（一人でおもちゃで遊んだ）でした！

少し意外だったかもしれません。
どうせ遊ぶならばみんなで遊んだ方が
不安度が減りそうですよね。

なぜ、こんな現象が起きたのでしょうか？
研究チームは次のように述べています。

「空想に逃げる」という言葉に
良い響きはありません。

しかし、現実から離れた空想は
創造性を回復させ、エネルギーを取り戻す
大切な役割がたしかにあります。

そして、空想的な遊びに最も
熱中できるのは「一人」の時なのです。

いかがでしたか？

「1人で空想の遊びに熱中する」ことは
大人になるほど【ネクラ】と思われ
敬遠されがちです。

でもそれは、最もシンプルにあなたを
辛い状況から救ってくれるものなのです。

ぜひあなただけの世界に好きなだけ
浸ってみてください。元気な新しい
あなたはそこから始まります。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

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