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丁寧に教えるか?介入しないか?子どもが自主的に学び出す1つの工夫を紹介!

「1つ1つ手取り足取り
 導いた方がいいか?」
「好奇心を尊重して
 あえて何も介入しない方がいいか?」

子どもの教育において議論されるところです。
理想は後者でしょう。
でも実際問題、何も教えないことは
時間がかかり過ぎます。

本日は、「子ども」も
そして「自分自身」も育つ
物事の伝え方をみていきましょう。

1. 教えるか、一緒に驚くか、ほおっておくか


2009年、ハーバード大学の
エリザベス・ボナウィッツらの
研究チームは興味深い研究を
発表しました。

48名の未就学児(3歳~5歳)
カラーの塩ビパイプを
組み合わせたおもちゃを見せます。

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このおもちゃには仕掛けが満載です。

ひっぱると音が鳴ったり、
隠しボタンをおすと光ったり
管の中が鏡になっていたり、

研究チームは子どもたちを前に
黄色いチューブから
紫のチューブをひっぱって
音を出してみせます。

その後の対応は
グループごとに2つに分かれます。

1)教育的条件の群

「こうすれば音が出るよ」と
仕組みを解説をします。

2)偶然的条件の群

「変だね!もう1回やってみようか」と
偶然を装い、驚いてみせる。

さらには、別にこんなグループもつくります。

3)実演なしの群

おもちゃをテーブルに出しただけで
あえて何もしません。

その後、参加者の子どもたちは
全員音が出ることをたしかめた後
好きなだけそのおもちゃで
遊んでもらい、反応を観察します。

その様子はとても興味深いものでした。

2. 丁寧に解説する以上に、子どもたちの自主的な探索力を上げた方法

子どもたちの「遊び続けた時間」と
「そのうち最初の1分間で
いじくりながら探索した
仕掛けの平均数」をグループごとに
まとめると次のとおりでした。

おもちゃ仕掛け

ちなみに、最もおもちゃの仕組みを
(「ひっぱる」→「音がなる」など)を
発見したのは、3)実演なしの群でした。

一般に推奨されるのは、
「1)教育的条件の群」です。
目の前の事象を丁寧に
解説して、「できるように」
してもらいたいものです。

しかし、そうした丁寧な導きよりも
放任した方が取り組む時間が長くなり、
またあえて解説せず「驚き」を
伝えた方が、自分で探索する量も増え
関連したものまで目が行きやすくなる
のです。

3. 不確実で不安定なときこそ、遊び時

エリザベス・ボナウィッツは
研究を通して、こう語っています。

おもちゃ仕掛け

大人の私たちとは真逆ですね。
でもこうした好奇心と情熱こそ
私たちに足りないものかもしれません。

「不確実」をいやがる私たちは
つい親切心から、子どもたちに
先回りをしてしまいます。

もちろん迅速な教育や
安全のためには必要なことです。

でも、それをやりすぎると
子どもたちの大切な「試行錯誤」と
「発見」の情熱を奪ってしまいます。

それよりはまず一緒に「驚き」を
共有しましょう。そこから、子どもは
自分なりの探索をはじめます。

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そして、大人自身の人生においても
「驚き」を求めていきましょう。
新しい可能性はそこから見えてきますよ。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

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