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仕事探し中・学校選び中の方に朗報!この点さえズレなければ、選んだ環境はあなたの可能性を広げてくれます!

先月、こんなニュースがありました。

コロナは教育のオンライン化を
途方もなく加速させました。

集団学習としての学校の形も
今後は大きく見直されるでしょう。

たしかにオンラインであれば
コストも効率も大幅に削減できます。
なによりもより多くの子どもに
最良のコンテンツだけを届けられる
可能性が高いのです。

では、それでもあえて「集団」で
学ぶ意義は何でしょうか?

1.  人は「グループ」の表示を見るだけで、一体感がとまらなくなる。

2011年 スタンフォード大学
グレゴリー・ウォルトンらの
研究チームはとてもおもしろい
研究をしました。

116名の国際色豊かな学生たちの
協力を経て、パズルを解いてもらいます。

その時、彼らを次の2群に分けました。

A群

こちらは参加者の「パズルを解く
グループメンバーの1人」という
立ち位置を意識してもらいます。

メンバーは同色のステッカーを
つけてもらい、作業室の壁や
課題の表紙には「グループ」と表記
されています。

ただし、実際の課題は特に協力
するわけでもなく、1人でやります。
(同室にいるだけで話もしません)

B群

こちらは完全に「1人でやる課題」と
認識してもらう群です。
スタッフにより、他者は自分とは別の
実習をしていると告げられます。

実は、このパズルには秘密がありました。
それは「絶対に解けない」ということ。

研究チームが知りたかったのは
人は集団への所属感があるだけで、
どれくらい人は粘り強く課題に取り組むか
という点でした。

さて、結果は面白いものでした。

A群の参加者(1.00)は、
「グループ」という表記が
ある環境にいただけで、
B群の参加者(0.58)よりも
平均【42%】も一体感を感じていました!
(実際は交流していないにも関わらず)

画像3

では、その一体感は解けないパズルへの
粘りにどれくらい影響したでしょうか?

2. 興味がないことは、1人でやった方がマシ

結果は、次のようになりました。

粘る時間

いかがですか?
本研究の素晴らしいところは
単に「集団でやることが良い」と
言っているわけではないところです。

むしろ興味のないことだったら
1人でやった方が、より長く
取り組めることが分かります。

結局、集団とは増幅装置です。
興味があることであれば、
1人でやるよりもより粘り強さを
引き出してくれます。

さて、実験はまだ続きます。

3. 一体感で得られたモチベーションは日常でも続く

2週間後、研究チームは参加者に対して
オンライン課題のお誘いをしました。

難易度の違う6つのパズル課題から
3つ選んでもらう形式です。

挑戦してもらった65名の選択を
分析し、次のような発見をしました。

なんとあの実験の日にA群(5.20)に属し
グループの一体感を感じてた参加者は
B群(4.68)に属していた参加者よりも
平均約10%、難しい問題を選んでいたのです。

人は集団の一体感を感じると、
日常に戻ってもしばらくは、
課題へのモチベーションが高まるのです!

4. 自分の興味・関心を見つめる前に、環境に入るのは危ない!

いかがでしたか?
研究チームは次のように述べています。

粘る時間

どんな赤ちゃんも育つには
24時間のお母様の
サポートがあったからです。
絆の有無は、そのまま命に問題でした。

だからこそ、私たちは人の絆
ぬくもりの中で成長したいと思う
生き物なのです。

とはいえ、本実験でみたように
集団は良くも悪くも「増幅装置」です。

興味・関心のあるものを対象にする
集団に巡りあえれば、深く長く
その興味・関心を増幅させることができ
大いに成長できるでしょう。

しかし、たとえ前向きな集団に入っても
興味・関心が合わなければ、疎外感が
ばかりが増幅され、かえって成長は
阻まれてしまいます。

就職や進学など私たちは「環境選び」に
とても熱心です。その時大切なのは、
結局は自分の興味・関心に向き合うことです。

望まない分野で拡張してしまい、
気づいたら後戻りできなくなるのは
悲劇でしかありません。

逆に、自分の興味・関心を日々問い続け
方向性だけでもわかっていれば、
集団に属することは大いに意味があります。

なにしろ、本実験のように
【見知らぬ人】と【擬似的な絆で】
【解けない課題】に挑んだ場合でも
目に見える効果はあったのです。

現実の集団のように、
縁のある生身の人々と日々絆を
深め合いながら、無数の答えが
発見できる課題に取り組めば
計り知れない効果が望めます。

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まずは、自分の興味・関心を見つけること
そして、それを刺激してくれそうな
同質の集団を探して、加わること。

この2つだけで、あなたは
自動的に拡大・繁栄していきますよ。

本日もお読みいただき
ありがとうございます。

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