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こんばんは!
「夢を叶える宝地図」著者の望月俊孝です。

1978年、ハーバード大学の
エレン・ランガーらは
こんなタイトルの論文
発表しました。

「表面的に思慮深い行動の無心性」

かたくるしい表現ですが
何か含みがありますよね。

そこでこんな実験が紹介されています。

1.伝説のコピー機の「割り込み」実験

ランガーは図書館のコピー機で
まさにコインを入れようとしている人に
対して「割り込み」のお願いをします。

そのとき次の3つの表現で
試してみました。

伝え方A

「すみません、5ページ
 刷らないといけなくて、
 コピー機を使っていいですか?
 【急いでいるので】

伝え方B

「すみません、5ページ
 刷らないといけなくて。
 コピー機を使っていいですか?
 (※理由はあえていいません)

伝え方C

「すみません、5ページ
 刷らないといけなくて。
 コピー機を使っていいですか?
 【コピーを取りたいので】

あなたはこんな風に言われたら
どうしますか?

結果は意外なものでした。

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2. とにかく「理由」があればいい

まず一番順番を譲ってくれなかったのが
Bでした。

譲ってくれたのは
声をかけた人のうちの【60%】

Bでは、何の理由も説明されていません。
これでは、「自分が先だよ」と
断りたくなりますよね。

逆に一番順番を譲ってくれたのは
Aでした。

こちらはなんと【94%】
譲ってくれました。

「急いでいるので」と言われてしまえば
人は譲りたくなるものです。

さて・・・

面白いのは残ったCです。

Cにも一応,理由はあります。

【コピーを取りたいので】

でも、考えてみてください。
これって順番を譲るべき理由に
なっていますか?

コピー機の前で誰だって
コピーを取りたいはずです。

でも・・・

結果として、【93%】の人が
順番を譲ってくれたのです!

僕らは、思ったより
「自働操縦」で動く生き物です。

何か理由が示されると
その良し悪しを考える前に
つい受け入れてしまうのです。

3. 「ただやりたいから」も立派な理由だ

だからこそ、やりたい夢があれば
とりあえず周りに言ってみましょう。

「やりたいからやる」

これでも脳にとっては
十分な理由なのです。

意外に多くの人があなたの夢を
応援してくれることに驚くでしょう。

それ以上の理由を求められたら
とりあえず「なぜならば」と
口に出して言ってみましょう。

それが呼び水となって、
あなたの中の
本当の動機がどんどん言語化
されていきます。

「やりたいから」も
立派な理由付けなんですね。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

本日の参考文献(P.46~47)感謝いたします!
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あなたの「やりたい」を深めよう!
「宝地図」と「未来思考」を望月が
オンラインでお伝えします。

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