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「あれどうなってるの?」と聞かれたときが、結局一番行動力が上がる!最も人を動かす「単純測定効果」とは?

「今からやろうと思っていたのに!」

何か気が乗らないときに、
他者からつっつかれると、
ついそう反発したくなるものです。

しかし科学的には、この
「つっつかれたことで」
あなたのやる気が起こったと
いるのかもしれません。

1. クッキー対ライスケーキ

2006年、コロンビア大学の
ジョナサン・レバフらの
研究チームは興味深い研究を
発表しました。

99名の参加者を4群にわけ
次の食生活の可能性を
7段階で示してもらいます。

A群 同意条件

「今後1週間、高い脂質のものを食べる可能性」

B群 否定条件

「今後1週間、高い脂質のものを食べない可能性」

C群 回避条件

「今後1週間、高い脂質のものを避ける可能性」

D群 対照条件

「今後1週間、オレンジジュースを飲む可能性」

1時間後、参加者の前には
試食テストの名目で次のものが
用意されます。

1)高い脂質のクッキー
2)低い脂質の健康的なライスケーキ

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はたして参加者はどちらに
手をのばしたのか?

結果は面白いものでした。

2. 人は問われるだけで、後ろめたいことは控える

各群の参加者が、高い脂質の
クッキーに手を伸ばした割合です。

高脂質クッキー

面白いですよね。

人は何かの意思を問われるだけで
それに対する適切な行動を
取るようになる。

研究チームはこれを「単純測定効果」
よんでいます。

常識的には高い脂質のクッキーは
あまり食べない方がいいことは
みんな分かっています。

このような「望ましくない」ことについては
今後もするつもりかどうか尋ねられるだけで
「やらない」選択をする可能性が大きく
上がるのです。

さらにその尋ね方にも、
コツがあるようです。

本実験の否定条件と回避条件を
ご覧ください。

いずれも「食べない」という点では
共通していますが、実際の行動選択には
大きな差がありました。

なぜこんな現象が起きたのか?
それは、「回避する」の方が
より具体的に何をするかが分かりやすいのです。

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人は安全と冒険の両方を求める生き物です。
その使い分けの基準は
「イメージが浮かぶか」否かです。

「何をすれば、何が得られるか?」がはっきり
見えれば、人はそちらを選んで行動するのです。
逆にいえば、どんな良いことでもイメージが
浮かばなければ、理由をつけて
やらないのが人間です。

3.「明確にリマインドしてくれる存在」を持とう

研究チームは次のように
まとめています。

高脂質クッキー

「あれはどうなっているの?」
「どうするつもりなの?」

人はそうピシリと問われるだけで
望ましい行動には取り組み
望ましくない行動は避けるようになります。

多少耳が痛くとも、
明確にリマインドをしてくれる存在を
身近におくようにしましょう。

それが行動力を上げる最強の方法です。

本日もお読みいただき
ありがとうございます。

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