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ダメ元で予定を立てると、幸せになれる!お金と時間の科学

「コスパ」という言葉があります。
コストパフォーマンス(費用対効果)の
ことです。

たしかに賢い買い物はしたいものです。
でも、そもそも「お金」を先に考えると
人の脳は幸せ方面に行ってくれないようです。

1.「与える幸せ」の本格実験

2008年、カリフォルニア大学の
ウェンディ・リューらの研究チームは
とても興味深い研究を発表しました。

193名の参加者に対して、ある慈善団体への
協力をもちかけます。協力には、
お金を寄付することと
活動に参加することの2種類があります。

研究チームは2通りの依頼の仕方で
協力をもちかけました。

A)時間先行条件

まず「ヴォランティア活動にどれくらい
興味がありますか?」とたずねたあとに
「団体への寄付にどれくらい興味が
ありますか?」とたずねる。

B)お金先行条件

A)とは逆に、「団体の寄付にどれくらい
興味がありますか?」とたずねたあとに
「ヴォランティア活動にどれくらい興味が
ありますか?」とたずねます。

いずれも7段階での回答です。

このように「時間」の話題を先にする場合と
「お金」の話題を先にする場合で
寄付額や実際の参加割合に違いが
生まれるのでしょうか?

2.ダメ元で立てた計画があなたを幸せにする

答えは”YES”でした!

プレゼンテーション1

先に「活動」への興味を聞き、
実際に時間を割く姿を想像させた群が
あきらかに多くの寄付と活動参加を
おこなったのです。

なぜ、こんな現象が起きるのでしょうか?

研究チームは、こんな興味深い思考の
方程式を提唱しています。

プレゼンテーション1

本事例でいえば、最初に「活動」について
時間を使うことを問われた参加者たちは
慈善活動がいかに自分たちの
幸福につながるかを連想しはじめたのです。

そのため、寄付にもポジティブになり
また実際に活動参加もしたのです。

他方、寄付という「お金」について
直接問われた参加者たちは、寄付の価値の
コストパフォーマンスを考え始めたのです。
損得で勘定されたら、たしかに
慈善活動は分が悪いですよね。

この研究はビジネスにも応用できるでしょう。
まずは施行日、受講開始日、実施日などの
日程を決めたあとで、費用の発表・交渉を
すればスムーズになるはずです。

画像4

でも何よりもやっていただきたいのは、
まずはダメ元でも予定を立てることです。

未来の自分との時間の約束をすることで
人は自分の幸せを基準に物事をみえる
ようになるのです。

それはたとえ予定が叶わなくても、
今の状態を変える大きな力になりますよ。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

本来であれば手帳はタスク管理ではなく
こうしたダメ元のワクワクする予定で
埋めていくのが望ましいのです。
2020年に誕生した「宝地図手帳」は
既存の手帳にはない夢で予定を埋める
手帳です。興味のある方は、こちらの記事を
ごらんください。

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