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一番記憶に残る方法は【音読】だった!声に自信がない方こそ「音読」学習が効果がある理由とは?

「自分の声を録音や録画をして聞くと
すごい変な感じがする」

あなたも経験があるかもしれません。
講師をする者には最初の洗礼です。

しかし面白いことに、実はこの「違和感」を
活用すると記憶力が良くなるようです。

1. 一番テキストが頭に残る学習法は「音読」

2018年、カナダ ウォータールー大学の
研究チームは興味深い実験をしました。

75名の参加者の協力のもと
次の手順で課題に臨んでもらいます。

1)まず160語の単語を声を出して読んでもらい
 音声サンプルを取ります。

2)2週間後、その半分の80語について

 【学習条件1】 音読する
 【学習条件2】 自分が読み上げた音声を聞く
 【学習条件3】 他人が読み上げた声を聞く
 【学習条件4】 ただ黙読する

3)最後に、オンライン上で記憶力テストをする。
 表示された単語が以前の課題中に出たか否かを
 キーで識別してもらう。

「音読」と「自分の音声を聞く」のは
どちらの内容が頭に残りやすいか?

「他人の音声を聞く」のと「黙読」では
どちらの内容が頭に残りやすいか?

記憶力テストの結果は、面白いものでした。

プレゼンテーション1

2. プロの美声よりも自分の下手な声の方が記憶力にはよい

こうした単語を声に出して読むことで、
単に黙読するよりも記憶に残りやすい現象を
「プロダクション効果」
といいます。

では、なぜこのような現象が
おきるのでしょうか?

端的に言えば、記憶を引き出すときの
「とっかかり」が多いからです。

音読という行為には3つの要素があります。

・実際にその場で口を動かして、
 発話する「運動」要素
・その場で自分の声を耳にするという
 「聴覚」要素
・そして自分の中のものを外に出して
 確認をするという「自己参照」要素

この点、黙読にはどの要素もありませんよね。

研究チームは次のように語ります。

プレゼンテーション1

さて、ここで出てくるのが冒頭の話題です。

あえてナレーターや先生の美声ではなく
自分がその場で読み上げた声を耳にすることで、
この「ひっかかり」を強めることができるのです。

最初は違和感があり気分良くないものです。
しかしだからこそ特徴的なインパクトになり
その記憶を引き出す時の強い手がかりになります。

画像3

ぜひ、「音読」学習を試してみてください。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

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学んでいきましょう。
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