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国際調査にみる自信と傲慢の違いとは?「成果」ではなく「挑戦」をほめよう

「ほめる子育て」と聞いて
あなたは何を思い浮かべますか?

「のびのび育ち、才能が開花する」
「ほめてばかりでは、ダメになる」

賛否両論ですよね。
子供にとって、ほめられることは
とても嬉しいことです。
大きな「自信」につながります。

しかし、実はこの「自信」は
良いことばかりではないようです。

1. 学力に自信満々の子供ほど点数は低かった

下記の表をご覧ください。

定期報告会第18回_201221

国際教育到達度評価学会(IEA)が行う
小・中学生を対象とした理数力の調査です。

見ておわかりの通り、
自分の学力に対する自信と実態が
ズレています。

圧倒的に自分の理数力に自信を持つ
スウェーデンの子供たちは、
平均点ギリギリです。

他方、控えめなシンガポールの
子どもたちはずば抜けた
高得点をとっています。

原油産出国として豊かであり、
個性重視の教育をしている
ノルウェーにいたっては
自信に反して、平均点を下回ってすらいます。

この調査結果は、多くの教育者や
ポジティブ心理学の研究者に衝撃を与えました。

2. 「成果」よりも「挑戦」をほめよう

もちろん、1テストでその子の
能力のすべてが分かることはありません。
本当の可能性はテストの点では
測れないものです。

しかし、実際はできないものに
自信を持つことは、傲慢とも言えます。
将来のためにはなりません。

大切なことは、「何をほめるか」です。
こんなマトリックスを作りました。

プレゼンテーション1

「やって」「できた」ことが「成果」

「やって」「できなかった」ことが「挑戦」

「やってもいないのに」
「できた」ことは「棚ボタ」

「やってもいないのに」
「できない」ことは「恐れ」

この中で、最もほめるべきは「挑戦」です。
可能性は成功している間はわかりません。
やったにも関わらずできなかったときに
その差を埋めるものが「可能性」です。

だからこそ、
挑戦は「可能性」を探す行為であり
大いに称賛すべきことなのです。

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逆に「成果」と「棚ボタ」は外からは
案外見分けがつきません。
成果重視の題目のもと、誤った部分を
ほめることで、間違った自信が生まて
しまいます。

子供に対しても大人に対しても
ほめる対象は、その「挑戦」です。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

人は失敗を避けます。
だから、「成果」はおぼえていても
「挑戦」は早々忘れます。
そこで必要なのは、常に現在と未来の
差である「挑戦」を思い出すための
「記録」です。2020年に開発された
宝地図手帳はそのために設計されました。
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