サルには絶対できず、人間しかできないメンタル・タイムトラベル(精神的時間旅行)の世界 現在の檻に囚われない力
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サルには絶対できず、人間しかできないメンタル・タイムトラベル(精神的時間旅行)の世界 現在の檻に囚われない力

「人とサルは何が違うか?」
現在進行系で研究される科学テーマです。

なにしろ人間の尊厳がかかっています。
さて、あなたは何だと思いますか?

1.  釣りをするチンパンジー

まず浮かぶのが、「道具を使う」ことです。
たしかにPCを打つサルも、
キッチンに立つサルもいません。

でも、実はサルは結構器用です。

たとえば、イギリスの動物行動学者
ジェーン・グドールは、「釣りをするサル」
報告しています。
タンザニアのゴンベのチンパンジーは
棒を尖らせて、シロアリ釣りをしていたのです。

驚きですよね。

2. サルはとても心が豊か


では、「心の問題」はどうでしょうか?

「サルみたい人」といわれると
あまり心豊かな感じはしませんよね。

でも、当のサルは結構、内面は豊かなのです。

まず、チンパンジーもゴリラもオランウータンも
鏡の中の自分が分かり、認識することができます。
つまり自分を客観視することができ、
精神的な思考ができるといえます。

実際、その範囲は想像を超えます。

1970年後半から始まった研究によれば、
チンパンジーの群には、
「思いやり」「共感」「協力」
「模倣」「役割分担」「戦術的なだまし」など
精神活動をすることが分かっています。

人間顔負けですよね。

3. 人間だけが持つ力「メンタルタイムトラベル」

では、一体何が「人」と「サル」の違いなのでしょうか?

この点クイーンズランド大学の
トーマス・ズデンドルフ博士は
次の能力を唱えています。

プレゼンテーション1

とても惹かれるワードですよね。

ズデンドルフによれば、「精神的に時間を移動する」とは
次の2つの意味があります。

1)過去の個人的な出来事を再構成すること
 (エピソード記憶)
2)未来に起こりうることを精神的に構築すること

ただ何かあったことを記録しているだけでなく
その映像を自由に編集して、好きにいつでも
頭の中で流せるのです。

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すると次のような自問自答が自然にできます。

「私たちはどこから来たのか?」
「どこへ行こうとしているのか?」
「そもそも私たちは何者なのか?」

まさに哲学です。
そしてこの問いかけは、過去の自分と現在の自分を
引き離してくれます。「より良くなった自分」を
描くことができるのです。
ソクラテスのいう
「善く生きる」ということです。

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とはいえ、このアタマの中の旅行には
結構、複雑な作業が必要です。

■自分を鏡にうつすような自己認識力
■出来事の順序を再構成する想像力
■自分の知っていることを高い視点から見る力
■現在の精神状態からいったん離れ
 過去の精神状態に戻る力

人類はこのプロセスを「表現」で
解決しようとしました。

そこから「文字」がうまれ「物語」がうまれ
それを共有する「コミュニティ(社会)」がうまれました。

人類はこの際限ない力を
太古の昔から活用してきました。

約160万年前から240万年前には、
すでに人類は石器を発明し、
将来の狩りのニーズに備えていました。

10万年前から3万5千年前の
ホモ・サピエンス・ニアンデルタレンシスは
埋葬の儀式のあとが発見されています。

つまり肉体を超えたあとまで
精神的な時間旅行の範囲が
広がっていたのです!

4.  人間である最高の特性は「現在に囚われないこと」

では、この能力は果たしてサルには
絶対にないと言いきれるのでしょうか?

1970年ドホルは興味深い報告をしています。

「ジュリア」と名付けられたチンパンジーに
透明な箱が入った2つの鍵を選び、その鍵で
複数の箱を開けながら、食べ物を探す実験を
しました。

なかなか手間のかかる作業です。
この点、驚くことに「ジュリア」は
最終的には5歩先を見た戦略をとっていたのです!

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さて、これは「精神的な時間旅行」と
いえるでしょうか?

残念ながら、そうとはいえないようです。
なぜならば、「ジュリア」は「空腹」という
今の自分のニーズだけを満たすために
戦略を練っているからです。

「精神的な時間旅行」といえるためには、
今の自分のニーズと関係なく、
未来のニーズを備えられなければなりません。

残念ながらチンパンジーは将来の自分の
空腹のためや仲間の空腹のためには
計画を練る現象は観察されていません。

霊長類研究の第一人者
ウォルフガング・コーラーは、
次のような仮説をのべています。

プレゼンテーション1

「現在に囚われない」こと
実はこれこそ人類の最高の特性の1つ
かもしれません。

そして、ズデンドルフは
次のように述べます。

プレゼンテーション1

「今、困っていないから」
「自分は、困っていないから」
「今まで、困ったことなかったから」

多くの人は、こうして自分から
「現在の檻」に入ろうとします。

しかし、それはせっかく人間に生まれたのに
あまりにもったいないことです。

まずは、「今現在」という言葉を外した
あなたを描いてみましょう。

そこからあなたのメンタルトラベルが始まり
最後は「次の1歩」が変わっていくはずです。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

本稿でみたように、そもそも私たち人間は
自然に「メンタルタイムトラベル」ができます。
問題は、この時代はあまりに「目の前」の
刺激に囚われやすくなっている点です。
より深い意識で集中してしかも安全に内なる旅を
行うにはどうしたらいいか?興味のある方は
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