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人は6人組になると、1人ずつのときより【64%】手抜きをする!リンゲルマン効果を予防する2つの秘策とは?

「一人はみんなのために
 みんなは一人のために」

お互い団結し合い、
大きな力を発揮し、
目標を達成するシーンは、
とても心をひかれますよね。

でも・・・
現実はどうでしょうか?

「あいつがやっといてくれるだろう」
「これだけ人がいれば誰かやるだろう」
「自分は前回頑張ったからいいや」

・・・などと、
集団の人数が多いほど
協力しなかったり、
なまけたりする人が
増えていきませんか?

この現象は、発見者の名をとって
「リンゲルマン効果」と呼ばれます。

その驚くべき実態と解決策を
考えてみましょう。

1. 人は6人組になると、1人1人は64%も手を抜く!

1979年 アメリカの
著名社会心理学者ビブラタネは
面白い実験を発表しました。

学生の協力を得て
1人の場合、2人組の場合、6人組の場合で
それぞれ大声を出してもらい
その音量を記録します。

この時、参加者に精一杯やってもらうため
お互いが意識しなくてもよいように
「目隠し」と「イヤホン」が用意されました。

結果は、面白いものでした。

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まず実際に集団で大声を出すと
1人で叫んだときの合計から見た
予想数値に比べて、2人組の場合は
66%、6人組の場合は36%まで
声の量が低下していたのです!

さらに、ビブラタネはお互いが
意識できない状況を利用して
参加者は他の人達と一緒に
叫んでいると思い込んでいるが、
実際は1人で叫んでいる
状況を作りました。

結果は、普通に意識して1人で
叫んでいるときと比べて、
2人組だと思いこんでいるときは
【82%】、6人組だと思いこんでいるときは
【74%】まで声の量が抑えられていたのです。

驚くほどはっきりと
「リンゲルマン効果」が
再現されていました。

2. メンバーの力を発揮させる2つの秘訣「役割」と「承認」

なぜこのような現象が
起きるのでしょうか?

ビブラタネはこのように
考察をしています。

プレゼンテーション1

たしかに合作の場合は
個々人の頑張りはすべて
集団の頑張りに混ぜられて
しまいます。

他方、個人作であれば
自分の頑張りが正確に伝わり
きちんと評価されます。

「公平な扱い」は、
人間の大きなニーズです。
「割に合わない」ことは避けたいものです。

とはいえ、学習でも仕事でも
個人でできる範囲は限られており
チームが欠かせません。

ここから分かるのは、
チームにおける個々人の特性と承認です。

「自分の代わりはいない」
「自分の存在は大いに意味がある」
「きちんと自分の力は役立っている」

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そう思える役割の分配と、
他のメンバーからの承認があれば
それが「報酬」となり、
自分が全力を尽くすことが
「割に合う行為」になるのです。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

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