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世界は「言葉」から変わっていく オゾン層保護のフロンガス規制の歴史を作った2つの言葉


1974年 科学者マリオ・モリーナらは
1つの概念を提唱しました。

「フロンガスによるオゾン層の破壊」

今では誰もが知っている環境問題です。

フロンガスは不燃性であり
無毒な「魔法の成分」と呼ばれたものでした。

主にエアコンの冷媒や制汗スプレーに
使用されていました。

しかし大気に放出されると
成層圏に達して太陽光で分解されて
塩素原子を出します。

これがオゾン層を破壊してしまうのです。

オゾン層は、太陽からの有害な
紫外線を吸収する大事な役割があります。

とはいえ、当初はこのメッセージには
誰も耳を傾けませんでした。

そこで気候学者達が借りたのは、
「言葉」の力でした。

1.  第1の言葉「オゾンホール=オゾン層の穴」

1つ目が「オゾンホール」という単語の登場です。

ホール=穴。
穴と聞けば、ふさぎたくなるものです。

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この言葉がでた1980年以降、
一気に人々のフロンガス規制に向けた
行動意識が変わりました。

2.  第2の言葉「回避できた世界」

2 つ目が「回避できた世界」という単語の登場です。

気候学者が語ったこの言葉は、
人々に避けるべき暗い未来を
鮮明にイメージさせました。

オゾン層の破壊により、
紫外線の影響で食糧危機がおき
皮膚がんが多発し
世界中の人々が苦しむ未来です。

こうした2つの言葉による
イメージの変化は
世界中の人々の危機感を高めました。

1987年には、オゾン層破壊物質の規制に関する
モントリオール議定書が締結されます。

フロンガス製造世界最大手である
デュポン社もこの流れに賛同しました。

3.  言葉を変えると、世界も変わる


いかがでしたか?

世界の人々の意識を変えるのは
途方もない作業です。

その作業を大きくすすめるのが
言葉の力です。

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言葉を変えると、イメージが変わります。
そしてイメージが変わると、
意識が変わり、行動が変わります。

もしあなたの人生を変えたければ
あなたが持つ言葉を変えていきましょう。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

新しい言葉を手に入れる1番の方法は
読書をすることです。では、最速で
本からそんな言葉に出会うには
どうすればよいでしょうか?
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参考文献(P.108~115)


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