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人は日中、約6,200回考えている!?脳科学が明かす人の思考量と思考を変えるための唯一の方法

「人は1日、何回考えるか?」

誰もが1度は考えたことがあるでしょう。
子供ならば実際に数えてみたかもしれません。

でもそれは難しいことですよね。
「何を考えたか?」考えた瞬間に
また新しいことを考えている。

ギリシャの哲学者ヘラクレイトスが
「同じ川の流れは二度とない」と
言ったように、頭に絶えず流れる
思考を捉えることは困難なのです。

この点、興味深い言説があります。

1.  「1日7万個思考説」は本当か?


以前、Twitterをにぎわした言説があります。

プレゼンテーション1


さらに調べると次のような驚くような
言説が見つかります。

プレゼンテーション1

自己啓発の提供者であれば、
「おおっ!」と思うでしょう。

ポジティブ思考のエビデンスには最適です。
実際に欧米の自己啓発・ビジネスの
インフルエンサーにたくさん引用
されてきました。

たしかに誰が聞いても驚きです。
しかも「全米科学財団」
なるもののおすみつきです。
何かのエビデンスとしてはもってこいですよね。

でもその「全米科学財団」が問題でした。

「全米科学財団」は、
アメリカ国立科学財団(NSF)のことです。

しかし、財団ということはあくまで
「資金の提供」が仕事です。
彼ら自体が研究をすることはありません。

では、一体誰が研究をしたのか?

残念ながら、今日になっても
それは判明していません。
(※ご存知の方はご一報ください)

2. 脳のワーム(虫)が教えてくれる思考の遷り変り


こうした言説には必ずつきまとう
疑問が1つあります。

「どうやって数えたの?」

ただ内観してメモするだけでは、
必ずズレが生じてしまいます。
人間の認知はそこまで精密ではありません。

しかし近年は脳内イメージング技術の発達で
神経信号からのアプローチが
できるようになりました。

2020年、クイーンズ大学の
ジョーダン・ポペンク博士らは
画期的な研究を発表しました。

184名の参加者について
映画鑑賞時と休憩時の脳内活動を
計測し、解析しました。

その結果、ある思考が終わり
別の思考が始まる瞬間の遷り変りの
ポイントの検出に成功した
のです。

そして、このポイントを
「思考ワーム」と名付けました。

画像3

映画鑑賞をした人々は、
場面が転換するごとに
思考ワームが出現していたのです。

もちろん依然として
「何を考えているか」の全貌は
ブラックボックスのままです。

本研究は、いわば文章でいえば
「単語」ではなく
「句読点」に注目したのです。

3.   仮説 人の1日の思考の数は約6,200個!


本研究では、映画鑑賞時と休憩の間の
思考ワームの出現速度の中央値は
分速6.5回でした。

ここから考えると、1日8時間寝て
16時間起きている普通の人は
1日平均6,200回程度、まとまった
思考をしているという仮説が成り立ちます。

4.  行動の前に思考があり、思考の前に「視覚」がある


いかがでしたか?

正直、1日の思考回数のお話は
雑学の域を出ません。

私達にとって本当に必要なのは、
「何を考えるか」です。

思考が変われば、行動は変わります。
行動が変われば、求める成果も変わります。

では、仮に6,200回だとすると、それだけ
膨大な思考をどう変えばいいのでしょうか?
その方法が分からなければ、意味がありません。

この点、本研究は大きなヒントを与えてくれます。
本研究では「映画」という小道具が出てきます。

【何を見るか】をコントロ-ルすることで
思考の展開をコントロールしていたのです。

思考の前に視覚(見るもの)を変えること。

これが科学的に最も効果的な
自己啓発法だと思います。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

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