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「宝くじ」で分かった人間の2つの本性 自己効力感を保ちながらも、足元をすくわれない生き方とは?

あなたは「宝くじ」が好きですか?

1995年6月21日、ドイツの宝くじ
「ロット6/49」で奇妙な現象がおきました。

この宝くじは、「1~49」の中から
好きな6つの数字を選ぶタイプのものです。
日本でいう「ロト6」です。

その日、発表された6文字の当たり数は

「15、25、27、30、42、48」

これと全く同じ組み合わせが
なんと1986年12月20日にあったのです。

3016回の宝くじの中で、初の現象です。
人々は奇跡の一致に大興奮しました。

では、質問です。

この宝くじで本例のような当たり数の
奇跡の一致が起きる確率は
数学的には何%だと思いますか?

1. 宝くじ1等当選者のあきれた宝くじ必勝法

答えは、「28%」です!
奇跡とはほど遠いですよね。

「宝くじ」のお話をもう1つ。

スペインには、1763年から
続く宝くじ「エル・ゴルド」があります。
日本でいう「年末ジャンボ」です。

ある時、1等を当てた男がいました。
彼のクジは下二桁の数字が「48」です。

当てるコツを聞かれた男は答えました。

プレゼンテーション1

「?」という感じですよね。
何の根拠にもなっていませんし
そもそも計算が違います。

彼自身も彼にあやかった人々も
次の当選者になる可能性は
絶望的でしょう。

2. 人はたんなる偶然にストーリーをつけてしまう

でも、私たちは彼を笑うことが
できないかもしれません。

人がここまで進化できたのは
未来を予測できたからです。

しかし、その予測の精度は
必ずしも高いとはいえません。

ドイツの「宝くじ」のように
よくあることを「奇跡」と
ありがたがることもあれば、
その逆もあります。

そして、スペインの「宝くじ」の
当選者のように、ただの偶然に
無理やり根拠をつけて、
それらしいストーリーを創りがちです。

周囲もそれを信じてあやかろうとします。

なぜこんな現象が起きるのでしょうか?

3. 夢を持ったら、コントロール範囲を探してみよう

そこには人が生まれながら持つ
コントロール欲求」があります。

自分の力を自由に発揮して、
何かを変えたい、
人に影響を及ぼしたい
何か新しい事を起こしたい。
「自分がやったんだ!」と誇りたい。

そして、自分にはその力があるという
信念を「自己効力感」と言います。

ハーバード大学の社会心理学者
ダニエル・ギルバードは
次のように述べています。

プレゼンテーション1

コントロール欲求も自己効力感も
否定できない人生の原動力です。

問題はその対象です。

コントロールできないものを
無理やりコントロールする。
コントロールできるはずのものを
遠巻きに眺めて放置している。

それが人生の悲喜劇を生みます。

では、どうすればいいのでしょうか?

夢や目標をもったら、その中で
自分のコントロールが及ぶ範囲を考え
自力でやる部分と他力に頼る部分を
まず分けてみましょう。

ちょうどサッカーのPK戦で、
ゴールポスト内の
キーパーの届かないポイントを
狙うイメージです。

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すると、人に頼ることや
時間に任せるべき部分が見えてきます。
何より、より謙虚で軽やかな心が
手に入りますよ。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

私たちのご先祖さまも
こうした未来予測の弱点が
分かっていました。
そこで「他人にたずねる」ことを
はじめました。

それにより自分のコントロール範囲が
一目瞭然になり自分を信じながらも、
道を誤らない生き方が
できるようになったのです。

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