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科学的に見た名著「思考は現実化する」現実化していたのは、あなたの○○だった!

「思考は現実化する」

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ナポレオン・ヒルのこの名著は
今日も世界中で読まれています。

同時に「本当に思考は現実化するか?」の
論争は絶えることはありません。

結論から言えば、「現実化」【します】。

でも最大の問題点は、
「思考」という言葉が
示しているものなのです。

1. 脳は、簡単にパラレルワールドを創り出す!

2005年、西宮協立脳神経外科病院の
小山 哲男先生らの研究チームは、
画期的な発見を発表しました。

10人のボランティアの協力を得て
痛みについての期待と実際の知覚に
おける脳の活性化を調べました。

参加者は、46℃,48℃,50℃の順に
痛みを伴う熱刺激を受けてもらいます。
温度ごとに刺激を受けるまでの時間が
異なります。

刺激温度が46℃、48℃、50℃と
高くなるにつれ、期待間隔は
7.5秒、15秒、30秒と長くなっていきます。

研究チームは、ここで
ある仕掛けをしました。

全30回の試行のなかの一部で、
あえて48℃の刺激を予告する
15秒の間隔を提示しておきながら、
実際は50℃の刺激を与える回を
作りました。

「フェイント」ですね。

すると衝撃的なことが起きました!

48℃の刺激がきているとばかり
「期待」していた参加者全員は、
実際には50℃の刺激を受けても、
予告どおり50℃の刺激を
与えた場合に比べて
平均【28.4%】も痛みを
少なく感じていたのです!

さらに面白いのは、
そのときに測定された
参加者の脳の動きです。

痛みの期待値の操作により
一次軟骨皮質、島皮質、ACCなどの
痛みに関連する脳領域の活性化が
急速に減少していたのです!

とても奇妙なことです。

紛れもない50℃の刺激という
客観的事実に直面していながら、
その瞬間、参加者全員は
自分たちが期待した48℃の刺激の世界に
存在していたのです!

まるでSFのパラレルワールドですね。

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研究チームは、次のような
驚くべき考察をしています。

プレゼンテーション1

2.  「期待」した世界しか見えていない

では、なぜ、このような現象が
起きるのでしょうか?

私たちの知覚の表現は、
過去の経験から得た情報が
土台になっています。


知覚・情動を司る「扁桃体」
記憶の想起を司る「海馬」
脳内では結合している位置にあり、
痛みを感じるといずれの領域も
活性化をします。

つまり過去の感情体験の解釈から
生まれた「期待」が、そのまま
今現在の世界の「感じ方」を
つくりあげているのです。

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これはとても面白いことです。

周囲の人や出来事を変えることなく
自分の世界への「期待」を変えるだけで、
全く違った世界が味わえるのですから!

でも、問題があります。

「期待」とは、
生易しいものではありません。

「できたらいいなぁ(空想)」や
「できるかもしれない(願望)」ではなく
本実験の温度設定のように
「当然こうなるしかないでしょう!」
という疑いのない認識レベル
を示します。

限りなく、リアルだと思える
「リアリティ」が必要なのです。

そこまでいけば、
「思考は現実化する」のですね。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

今のあなたの世界は、
あなたが過去の感情体験から
「期待」したものが反映
された世界です。

だからこそ、まず自分はどんな
「期待」をもっていたのかを
識ることが第1歩です。
それをなしには、新しい「期待」を
描くことはできません。

もしその見つけ方に興味があれば、
オンラインセミナーで糸口を
お伝えします。
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