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人類が紀元前5,000年に突然進歩した理由 恐怖と一文字違いの人類最強の力とは?

質問です。
「恐怖(きょうふ)の反対語」
何だと思いますか?

安心?喜び?挑戦?
どれも正解です。

でも脳の仕組みからすると、
たしかに正反対に位置する感情が
あるのです。

ヒント?「きょうふ」のなかの
ある1文字を変えてみてください。

1. 最も純粋になれる感情「好奇心」

それが「興味(きょう)」です。
恐怖が回避を誘う代表であれば、
興味は接近を誘う代表です。

興味は、注意を集中させ,持続させ,
探索と学習の旅にあなたを向かわせます。
何の目当てもありません。
「ただやりたいから」という純粋な気持ちです。

経験がある人もいるかもしれません。
人は、どんなにキツイ状況でも、
CM後の番組の続きは気になりますし
お気に入りの作家や配信者の
次回の投稿・配信は気になるものです。

興味は、「好奇心」と言い換えた方が
わかりやすいかもしれません。

好奇心のある人は何をするでしょうか?
これまでの研究では次の傾向が
報告されています。

熱心に調べる
よく質問をする
いじくり、手にしてみる
何があってもめげない・粘り強い

性格も常識に囚われない探究心がある反面
自分にも他人にもオープンで寛容です。

画像5

素敵ですよね。

ジョージ・メイソン大学で
人間関係と幸福の専門家の
トッド・ガシュタインは次のように
「好奇心」を表現しています。

プレゼンテーション1

未来にしっかり見据えながらも、
今の自分に大切にする。まさに理想的な感情です。

2. 人類は「好奇心」で進化した。


それだけではありません。
実は人類のここまでの文明の進化は
「好奇心」があったからです。

一つの表をごらんください。

プレゼンテーション1

少し小さくて恐縮ですが、
人類は紀元前7万年のうち最後の
紀元前5,000年前後で一気に
文明が進歩してきたのです。

さて、ではこの赤い部分に
何があったのでしょうか?

答えは・・・

プレゼンテーション1

「都市」が生まれたからです。
「都市」とそれまでの「村」は
何が違うのでしょうか?

答えは、好奇心の対象の多さです。
都市には様々な職業があり
様々な人が流れ込んでいます。
閉鎖的な村との最大の違いです。

そこで生まれた刺激やひらめきが
洞察を生み、全く新しいものを
発明したのです。

3. 未知との遭遇さえすれば、人は成長できる

西洋史の権威ウィリアム・マクニールは
次のような言葉を遺しています。

210313 電子書籍出版

見知らぬ未知のスキルを持った者に
恐怖よりも好奇心を抱き
接近したからこそ、
そこで化学反応が生まれ
進歩が生まれたのです。

誰にでも好奇心はあります。
しかし、恐怖や不安ばかりを
見てしまいます。

決して空威張りも元気の押しつけも
いりません。ただ、未知の他者に視線を向け
「なぜだろう?」「何だろう?」と
近づいてみること。

それこそが人間をここまで
進歩させてきた最強の力なのです。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

ネガティブもポジティブも超えた
「好奇心」を目覚めさせ、
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参考文献A(p.65)参照
参考文献B(p.214、215)参照
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