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足りないのは「アイディア」ではなく、「スピード」誰もが新しいものを創造できる。

「あのアイディアは自分の方が
 先に思いついていた!」

そう言いたくなる経験って
ありますよね。

「自分が思いついたアイディアは
 たいてい3人の人が思いついてる」
ともいいます。

こうした現象は、多くの方に
あるようです。だからこそ特許や
著作権があるわけです。

1922年、ウィリアム・オグバーンと
ドロシー・トマスはこんなタイトルの
論文を発表しました。

「発明は避けられないのか?」

多くの発明が、異なる発明者によって
二度以上なされ、それぞれが
相手の研究を知らずに研究している。

そんな現象がまとめられています。
面白いものを上げてみましょう。

1. 電話機の発明

「電話機を発明したのは、ベルか
 グレイかエジソンか?」

とても有名な論争です。

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1876年2月14日、
グラハム・ベルはアメリカ特許庁に
電話機の特許を出願しました。

ところが奇しくも同日
2時間遅れで
イライシャ・グレイも
同様に出願をしたのです。

結果、その遅れが仇となり
電話機の発明者の栄誉は
グラハム・ベルのものになりました。

でも、話はここで終わりません。

実はそれから1ヶ月前の1876年1月、
1人の男が電話機の特許を
申請していたのです。

男の名は、トーマス・エジソン
誰もが知る発明王です。
しかし、残念なことにエジソンの申請は
書類不備で却下されてしまいました。

では、電話の発明者は本当は
エジソンだったのでしょうか?

実はそうではないようです。

それから5年前の1871年、イタリア人
アントニオ・メウッチは、
重病の妻との会話のために
電話の基礎になるような
装置を発明していました。

メウッチは資金難のために
通常の特許を米国特許商標庁から
取得することができなかったのです。

さらに仮特許も更新費が払えず
1874年に失効してしまいました。

2002年6月11日、アメリカ合衆国議会は
アントニオ・メウッチを正式な
電話の発明者に認定する決議
をだしました。

2.カラー写真の発明

1868年、フランス人
ルイ・デッコ・デュ・オーロンは
三色のフィルターで撮影した
カーボン印画を減法混合により
印刷することで、初めて
紙の上にカラー写真を
のせることに成功しました。

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        1877年 代表作「View of Agen」 

オーロンは1868年に特許を取得し、
翌年1869年には
『写真における色彩、問題の解決法』
という論文を発表します。

しかしオーロンの論文発表の2日後
シャルル・クロスという詩人でもある
発明家が、フランス写真協会によく似た
「三色写真法」の研究成果を発表しました。

実はクロスは、オーロンが
特許を取得する1年前の
1867年に科学アカデミーに
同様の理論を論文として
おくっていたのです。

とはいえ、カラー写真の発明者は
オーロンであることは揺るぎません。
クロスは大きな失望を感じたと言います。

3. 黒点の発見

1610年~1612年にかけて
ダーヴィト・ファブリツィウス(オランダ)
クリストフ・シャイナー(ドイツ)
トーマス・ハリオット(イギリス)
そしてガリレオ・ガリレイ(イタリア)

ほぼ同時期に望遠鏡で太陽の黒点の
存在を発見しています。

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なお、望遠鏡自体の発明者にも
9名の候補がいるようです。

4. 酸素の発見

近代化学の最大の発見の1つ「酸素」。

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現在では、ジョゼフ・プリーストリー
1774年8月1日に行った水銀灰からの
酸素を分離する実験がそのはじまりと
されています。同日は、母国イギリスでは
「酸素発見」の記念日になっています。

それから遅れること1777 年に
カール・ウィルヘルム・シューレ
「酸素の発見」に関する論文を
発表しています。

もちろん時期的には、
プリーストリーに
発見者の軍配が上がります。

しかし近年の研究では
シューレが酸素の分離に成功したのは、
プリーストリーの実験以前の
1770年から1773年の間ではないかと
さています。

5. 足りないのは「アイディア」ではなく、「スピード」


いかがでしたか?

なんだか神秘的な現象ですよね。
でも、考えれば当然とも言えます。

たとえば、酸素の発見については
18世紀に後半には、空気は何種類かの
ガスが混じったものだというのが
推測されていました。

また、酸素の重さの変化を計測する秤や
精密な観察のための顕微鏡レンズも
すでに完成していました。

つまり発見の土壌は整っており
研究者であれば誰が見つけても
おかしくなかったのです。

問題はいち速くそれをつかみ
形にするスピードです。

私は宇宙はアイディアを活かして
くれそうな人には、おしみなく
アイディアを降らせてくれると
考えています。

だからアイディア不足に悩む
必要はありません。

悩むべきは、それを形にする
スピード不足です。

迷ったら、スピードが上がる方を
選んでいきましょう。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

では最もスピードを阻むものは何か?
車であれば、エンジンの性能も
あります。しかし、まず考えるべきは
車に余計なものを載せていないかです。
人間も同じです。心の中から手放すものを
手放せたとき、スピードアップした
人生を体験できます。では、どうすればいいか?
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参考論文

https://www.jstage.jst.go.jp/article/kakyoshi/65/8/65_376/_pdf

https://www.hanketsu.jiii.or.jp/store/guide/meisaisyo_sample.pdf

参考文献(P.44~45)






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