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4C速読法|目的が明確であれば速読・速学が可能になる?

誰もが無意識に「速読」「速学」をしています。
ところが、ある状況になると「速読」なんてできない、
と可能性をシャットアウトしています。
それはなぜでしょうか?

1.人は論理的なのに、推論が弱い

ちょっと、こんなクイズを解いてみてください。

4枚のカードがあります。
カードには、4名の人物について
表面に彼らが【食べたもの】
裏面に彼らが【飲んだもの】が描かれています。

スライド1

このカードを最も少ない回数裏返して
次のことを証明してください。

仲間はずれ問題

「こういう問題苦手」と思う方も
いるかもしれません。

ご安心ください。
一緒に解いていきましょう。

キーワードは条件の「ピザ」です。
だから、ケーキのカードのBさんと
オレンジジュースのカードのCさんのことは
考えなくて大丈夫です。

そうなると最初に目につくのは
Aさんのピザのカードです。
まずこれは確かめる必要があります。

でもこれだけで大丈夫でしょうか?

Dさんのお茶のカードの表側は
ひょっとしたらピザの可能性があります。
これも裏返して確かめる必要がありますよね。

では、次の問題はどうでしょうか?

また違う4人のカードが登場します。
カードには、4名の人物について
表面に彼女らの【耳の状態】
裏面に彼女らが【飲んだもの】が描かれています。

スライド2

同様にこのカードを最も少ない回数裏返して
次のことを証明してください。

仲間はずれ問題

こっちの方がすぐに何をするべきか
分かりやすいですよね。

【Step1】

まず、タピオカドリンクのカードを裏返して
Aさんが耳にピアスをしているかどうかを
確かめる。

【Step2】

そして、耳にピアスをしていない
Cさんのカードを裏返して、
飲んだものが「タピオカドリンク」か
どうかを確かめる。

アップルジュースのカードのBさんは
この詮索に無関係です。
また、今回のテーマは
「ピアスをしていないの
タピオカドリンクを飲んでいること」なので
ピアスをしているDさんのカードも
詮索する必要はありません。

カリフォルニア大学サンバーバラ校の
レダ・コスミデスは同様の実験を
各地で繰り返して興味深い結果を得ました。

最初の問題(推論証明型)と二問目の問題
(違反者を探索する型)では、正解率に
こんな差がうまれたのです。

仲間はずれ問題

そうです!

人間は論理的にルールから推論するよりも
ルールを破っている不正な違反者を探す
方がはるかに得意なのです。

2.人の正義心が、速読・速読を可能にする

コスミデスによれば、こうした特徴は
すでに3、4歳ごろから見られるそうです。

また、西洋社会だけではなく
たとえばエクアドル・アマゾンの
シウィア族など独自の文化圏にも
共通して見られるとのことです。

人類は200万年前から、物々交換などを
通して社会契約をおこなってきました。

そのとき脅威なのは、相手がもらうものは
もらっておきながら、こちらが求めるものを
渡そうとしない詐欺行為です。

わざと自分だけズルして得しようとする
行為をすみやかに指摘できるように
僕らは何百年間も
こうした能力を伝えてきたのです。

コスミデスはこの能力をさして
「人間の知性は機械よりも強力である」
のべています。

たしかにこうした間違い探しは
エンターテイメントでも定番です。

またこの能力のために無用な評論家が
生まれるのも残念なことです。

とはいえ、やはり素晴らしい能力であることは
変わりません。

人間が「速読」「速学」ができるのも
この能力のおかげです。

自分の直近の課題に不要な箇所を
瞬時に見抜くことができるのです。

そこで大切なのが、
今回の実験でいえば「ルール」にあたる
読書のそもそもの「目的」です。

プレゼンテーション1

読書は苦手と言う方も、
たとえば辞書や新聞は見事な
速読をしています。

頭から一字一句読む人はいません。
どうしても答えを知りたいものだけを
きちんと選び、瞬時に判読します。

スマホの検索もそうですよね。

結局は、検索したいキーワードが
どこまで決まっているかです。

すなわち「本を開く」前が大事なのです。

その絞り方が単なる反射訓練以上に
あなたの読み学ぶスピードを飛躍させてくれます。

速読も速学も一部の脳の構造が違う
天才にしかできないものではありません。
脳の機能をきちんと理解することで
自然に無理なくできていくのです。

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3.まとめ

「速読」や「速学」が特殊な能力だと思っている人が多くいます。
辞書や新聞は自然に誰もが速読しているにも関わらず。
では、どうして、それが可能なのか?
「この本からどんな内容を得たいか?」
ということが明確だったり、
検索したいキーワードが
どこまで決まっているかで決まります。
つまり「本を開く」前の問題意識が大事であり、
「速読」できるか、どうかを決めるのです。

その絞り方が単なる反射訓練以上に
あなたの読み学ぶスピードを飛躍させてくれます。

【お礼】

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