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人は「狙ったものを見る」のではなく、「見たものを狙う」!人生をいつでも好転する方法が分かる「ペナルティ・キック」理論とは?


「人間には無限の可能性がある」

私が半世紀、信じ伝えていることです。

これまでも実体験も仲間の
参考事例はありました。
そして今回、科学的な視点から
この文句にせまろうと思います。

「どうやるか(HOW)」
「いつやるか(WHEN)」
「どこでやるか(WHERE)」
「誰とやるか(WHO)」

これらは今までの
夢実現や目標達成の世界でも
語られてきたことです。

今回はここにもう1つ
あることを付け加えたいと思います。

1. サッカーのPKの際に、選手はどこを見ているか?

2006年、アムステルダム自由大学の
フランク・バッカーらの
研究チームは、興味深い
スポーツ実験を発表しました。

アマチュアのサッカー選手10名
(サッカー歴平均11.8年)の協力をえて
PK時の視線追跡と
ゴールの成功率を計測します。

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実験は、仮想の映像空間で行われ
ゴールポストとゴールキーパーは
スクリーン上で投影されます。

シュートを撃つ参加者は、
次の4種類の指示が出されて、
グループに分けられます。

A群

「できるだけ頑張って
 シュートしてください」

B群

「できるだけゴールキーパーの
 届かないところに

 シュートをしてください」

C群

「できるだけ空いている
空間を狙って、

シュートしてください」

D群

「できるだけゴールの枠から
外れないように

シュートしてください」

実験では、映像表示後1秒以内に
シュートしてもらい、ゴール枠内かつ
映像内のゴールキーパーの
想定守備範囲より外に
ボールが入った場合を「成功」としました。

また選手が一定時間以上
シュートしない回を
「遅延」としました。

さて、あなたはどの指示が最も
成功数が大きいと思いますか?

2. 人は見てはいけないと言われたものほど、注目してしまう!

結果は、明らかな傾向がありました。

まずは視線追跡装置に基づく
実際の選手たちの視線です。

ゴールと視線

面白いのは、B群です。
避けるべき対象に最も目がいっています。

では、こうした現象は、
実際のゴール成功数に
どのような影響を与えるのでしょうか?

3. 問題に目を向けると、問題に足をすくわれる

結果は、次の表のとおりでした。

ゴールと視線

一目瞭然ですよね。

ゴールを阻止するキーパーではなく
ゴール自体の空間に視線を向けていた人が
最も成功しています。

さらに、そうした空間を狙った人ほど
最も遅延なく(迷いなく)
シュートを放っていますね。

皮肉なことに、キーパーを
避けようとした人ほど、
正確に「キーパー」自体を狙ってしまい
不成功になっています。

ゴールと視線

とても恐ろしい現象です。
まさに「負の引き寄せ」です。

以上をふまえ、研究チームは
次のように考察しています。

ゴールと視線

思えば、「○○を避けろ(するな)」とは
不親切な指示です。

指示された側は、避けるべき対象と
逆に避けなくてもよい対象の両方に
同時に注意を払わなければなりません。
行動が遅れ、不正確な結果になるのも頷けます。

私たちは、いつも
「狙ったものを見ている」と思っています。
しかし実際は「見たものを狙ってしまう」ようです。

4. 夢実現に、他者貢献と自己受容が必要なわけ

だからこそ、「どうやるか」よりも
「何を見ているか」が大切なのです。

この点、本実験のサッカーのゴールは
重要な比喩を私達に教えてくれます。

夢や目標を持つのは自由です。
しかしそれが大きければ大きいほど
周囲の協力なしには実現できません。
そこで、自分の望みを明確にして
示す必要があります。
これがゴールポストの枠に当たります。

しかし、ゴールポストができても、
そこには必ずゴールキーパーが登場します。

ゴールキーパーは、私たちが抱いた
夢や目標の実現を妨げる心の働きです。

恐怖や恥ずかしさ、面倒臭さなどです。
彼の目的は、ただ1つ。元の私達がいた
安全領域に押し戻すことです。

すなわち、ゴールポストの枠と
ゴールキーパーの守備範囲外の
部分が私たちの可能性なのです。

ゴールと視線

夢や目標を実現する人は
この可能性領域だけに、
日々目を向けています。

だからこそ、行動が迷いなく
しかも正確なのです。

とはいえ、その範囲はずいぶん
狭いと思われたかもしれません。

でもご安心ください。
この可能性領域は2つの方法で
広げることができます。

1つ目は、「他者貢献」です。
これは、ゴールポストを広げることです。

他者に貢献することで、
あなたの夢への理解者や協力者が
増えれば、それだけ実現の可能性は
広がっていきます。

2つ目は、「自己受容」です。
これは、ゴールキーパーの動きを
抑えることです。

ゴールキーパーが、夢実現や目標達成を
邪魔するのは、あなた自身が新しい環境で
傷付くことを過度に懸念しているからです。
そこで、あなたが進んで
自分のネガティブな側面を受容し、
癒していけば、ゴールキーパーは
安心し、干渉を減らしていきます。

このような仕組みがあるからこそ
人はいつからでも人生を変えられるのです。
人には無限の可能性があるのです。

本日もお読みいただき
ありがとうございます。

本記事のなかでの最大の難所は
実は最後の部分です。

学校や社会では
「他人を大切にしよう」とは
教えても、「自分を愛そう」とは教えません。

すると、いつまでも心のゴールキーパーが
大活躍したままで、なぜか成果がでない
なぜか幸せになれば日々が続きます。

とはいえ、「自己愛不足」は
目に見える病ではないため、
まだまだ社会には認められていません。

そこで、2020年に私たちがはじめたのが
オンライン時代の新しい「自己愛を引き出す」
スペシャリスト「ホームカウンセラー」です。

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