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18ヶ月の赤ちゃんですら、自分の先生を選んでいた!脳から考える「結局、伝わっていない」をなくすための教える前の一言とは?

「生後18ヶ月の子どもは新しい単語を
 1回で学習する!」

あなたも私も乳児の頃は、脳の
情報伝達を司るニューロンをつなげる
シナプスが今の2倍あり、新しい
情報をどんどん吸収することが
できました。

とはいえ、ある要素が加わると
それが妨げられてしまいます。

学習の原点に立ち戻り、
本当に効果的な学習法を考えてみましょう。

1. 先生が見えないと、言葉を憶える力が下がる

1996年 オレゴン大学の
デア A. ボールドウィンは
興味深い実験をしました。

18ヶ月から20ヶ月の赤ちゃん
32名に協力してもらい、
彼らに珍しいおもちゃの名前を
教えた後で、それを当ててもらいます。

ただし、ある群は教えるスタッフが
不透明な紙芝居の後ろに隠れて
姿が見えない状態で声だけで伝えました。

いざ、教えたおもちゃの名前について
該当するものを指差してもらうと
面白いことが分かりました。

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名前を教えるスタッフの姿が
見えていたときは、
平均63%の赤ちゃんが正確に
該当物を指差しましたが、
スタッフの姿が隠れていて
声だけだったときは、
平均46%に留まっていたのです。

2. 人は意図が読めない人からは学べない

なぜ、このような現象が起きるのでしょうか?

研究チームは次のように考察しています。

プレゼンテーション1

何でも吸収するように
思える赤ちゃんですら
教える人の意図を読んで
憶えるものを選んでいたのです!

これは、学習の原点だと思います。
結局、人は「先生」から学びたいのです。
「先生」とは教職者だけに限りません。

何か自分に意図して注意をひきつけ
新しい見方・技術を教えて
同じものを共有しているかフィードバックを
与えてくれる存在は、みな「先生」です。

3.【何か】を伝える前に、自分は【誰か】を伝える

そこで大切なのは、

プレゼンテーション1


「自分はなぜあなたに伝える資格があるか」を
まず伝えることです。

本実験のように、
人は教える側の意図を読み
その範囲で吸収しようとします。
「先生」とみなしていない人から
何か言われても、結局残らないのです。

(赤ちゃんでもそうなのですから)
(大人はなおさらでしょう)

とはいえ、やることはシンプルです。
何か伝える前に次の言葉を付け加えましょう。

「○○という立場からいえば」
「○○した経験からいうと」
「○○で学んだことだけど」

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この一言で、相手は自然と
意図して自分の注意を変える
「先生」だとみなして、
その後に続く話をより真剣に
受け取ってくれることでしょう。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

だからこそ、あなたが影響力をもつときの
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