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教え方1つで脳の正反対の部分が活性化していた!教わる側が学習のために注意すべてきたった1つのこと

「頼むから教えて!」
「これ分かる?」

そう他者から言われると、
親切なあなたならば
自分が知っている限りのことを
教えようとするでしょう。

もちろん「教える」ことは
素晴らしいことです。

しかし、同時にとても
注意がいることでもあります。

1. 人工文字をどれだけ読める?

2015年、ヴァンダービルト大学の
ブルース・マカンドリスらの
研究チームは衝撃的な研究を
発表しました。

研究チームは、8つの子音と3つの母音を
組み合わせた人工文字をつくり
その読解具合を30名の参加者に
試しました。

参加者は2群にわかれ
最初にスライドで解く際に
注目すべき点を指示されます。

A)文字の構成部分とその発音に注目する

人工文字内に埋め込まれた3つの
単語の形と発音を結びつけて
考えるように指示をされました。

B)文字全体の形に注目する

文字全体の形に注目して
読むように指示されました。

練習のあと、2つの群はそれぞれ
実際に指示された点を参考に
解いてもらいます。

結果は興味深いものでした。

文字の構成部分とその発音に
注目したA群は平均【78.5%】
正解をしたのに対して、
文字全体の形に注目したB群は
マグレ当たりと同じ程度の
平均【58%】しか正解しませんでした。

なぜこんな現象が起きたのでしょうか?
両者の解答中の脳の活性具合をみた
研究チームは驚きました。

2. 人は注意すべきところが変わると、脳の活性化する部分が変わる

研究チームが注目したのは、
N170という成分でした。

人が視覚処理をする際に後頭葉から
側頭葉にかけて出現するもので、
本実験のような言語を見たときは
左半球で優位に出現するものでした。

しかし、次の脳画像をごらんください。

プレゼンテーション1

右側のB群においては、左半球ではなく
右半球でN170成分が重点的に
出現しています。

つまり、たった一言の注意の向け方の
指示を変えただけで、
本来働くべきではない
「的はずれな」脳の領域活性化
してしまったのです!

3. 教わる人を選ぶことが最も効果的な学習法

いかがですか?
結構、シャレになりませんよね。

とはいえ、教えてくれた側に
責任を負わせるべきではないでしょう。

大切なのは、問いかける側の
問題意識だと思います。

問題意識が深ければ
必然的に教わる人を選びます。

「何か言わないと悪いから」
「ただ知識を示したいから」
といった人ではなく、
本質的な答えを適切な順番で
導いてくれる人を探します。

画像2

「自分は何を知りたいか?」
「なぜそれを知りたいか?」を
明確にしましょう。

それが最も脳の資源を無駄にしない
学習法なのです。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

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参考文献(P.210~212)


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