「お天道（てんとう）様が見ているよ！」
「ご先祖様が見ているよ！」
子供の頃、周囲の大人からそう諭された方も
多いでしょう。

もちろん社会規範を自分から守って子を
増やすにはとても有効な言葉です。

しかし、こうした「見えない目」の
影響力は自己評価にも及んでいるのです。

1.  カトリック学徒が最も罪悪感を感じるもの

1990年、カナダ　ウォータールー大学で
とても興味深い実験をしました。

46名のカトリック学徒を集めて
まずある文章を読んでもらいます。

それは、ある女性の性愛を肯定する内容でした。

さて、面白いのはここからです。
研究チームは、サブリミナル的に
次の3つの写真をスライドで4秒間だけ
参加者に表示ます。

1）ローマ教皇の不愉快そうな顔
2）当校の名物教授の不愉快そうな顔
3）ただの白紙

そのあと、参加者は「自分で自分を
どれくらい評価しているか？」
15の質問から点数化しました。
また、自分がどれだけ熱心に信仰を
持っているかも9段階で回答しました。

結果は面白いものでした。

なんと熱心にカトリックを学ぶ学生に限り
不愉快そうな教皇の写真を瞬間的にみただけで
自己評価を落としていたのです。

実験で話された女性のストーリーは
性愛について開放的なものでしたが
決して反社会的・露悪的なものではなく、
学生たちも概ね共感をしていました。

にも関わらず、自分たちの最大の権威者である
教皇の写真がチラッと目に入っただけでも
道徳心にとがめられ、「自分はダメな奴だ」と
自己評価を下げていたのです。

もちろん参加者は誰も関係性には
気づきませんでした。

2. 「誰が見ていても」「誰もみていなくても」やりたいことは？

これは、なにも特別な現象ではありません。

日本でも「お天道さまが見ているよ！」
「ご先祖さまが見ているよ！」と
諭された経験がある方もいるでしょう。

すると、科学的にはちょっとありえなくても
その後の行動に良心の呵責を感じて
しまうものです。

こうした「見えない目」は、たしかに
社会規範の維持には欠かせません。
でも、それにより自由な想像が妨げられたり
無用な罪悪感にさいなまれるのは
良いことではありません。

あなたが普段感じている
「見えない目」は何ですか？

もし、本当に自分が正しいと思うことならば
「誰が見ていても」または
「誰も見ていくなくても」やってみましょう。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

本稿でみたように、普段私たちは
それぞれが「見えない目」を
感じて生きています。
私たちはこれを15通りにわけ
自分に対する「禁止令」と表現しています。
まずはあなたがあなた自身にどんな
「禁止令」を持っているかを知りましょう。
興味のある方は、下記の
オンラインセミナーにお越しください。
▼詳細は下のバナーをクリック

ヴォルテックスLINEチャンネル、始動

はじめての方も
すでに望月俊孝の
公式LINEやFB、メルマガに
ご登録いただいている方も必見！

毎日更新おすすめ記事
最新イベント情報
不定期Lineライブ配信！

ご登録は【10秒】で完了です
【登録後、プレゼントをお届け】

参考論文