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ジョブスもベゾスも絶賛したのに、なぜセグウェイは全く売れなかったのか?ビジネスで欠けてはいけない2つの要素

「パソコン以来の最も驚異的な発明だ」
(アップル創業者スティーブ・ジョブス)

「革命的な製品だ。恐ろしく売れるよ」
(アップル社創業者ジェフ・ベゾス)

「インターネットよりも重要なものとなる」
「史上最短期間で10億ドル(約1,000億円)の
 売上げを達成する商品になる」

(伝説的ベンチャー投資家ジョン・ドーア)

かって錚々たる面子が絶賛して
世界が期待した商品がありました。

では、なぜ「過去形」なのでしょうか?

1.  車に変わる魔法の絨毯の登場


それが電動立ち乗り二輪車「セグウェイ」です。

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見事な工学設計で自動的にバランスが
とられ、徒歩以上の快適なスピードで
走行できる。お披露目会では、
「まるで魔法の絨毯」と絶賛されました。

発明者のディーン・ケーメンは
「現在のエジソン」の異名をもつ男です。
セグウェイに並々ならぬ自信をもち
次のように豪語していました。

「セグウェイにより、馬車が車に
 とって変わったような現象がおきる」

当初の売上予測は1年以内に週1万点は
販売されると見込まれていました。

しかし・・・

発売から6年たっても売れたのは
わずか3万台。10年以上たっても
一向に黒字化しない史上最大規模の
「しくじり」商品になってしまったのです。

なぜ、このような現象が起きたのでしょうか?

2. ビジネスの基本は「誰のため 何のため」

ケーメンは自分のアイディアに
惚れ込むあまり、セグウェイの制作を
完全な秘密主義のもとで行いました。

ほとんどの会社の従業員は近づけず
お客様のモニターテストもほぼ
行いませんでした。

ただ新しもの好きな専門外の
投資家にのみお披露目していたのです。

実は当初から次のような声はありました。

「どうやってロックをするのですか?」
「買い物で買ったものをどこに入れるのですか?」
「防水でないし、壊れたときはどうするのですか?」
「5,000ドル(約65万円)って高すぎませんか?」
「ゴルフ場で使うにも、
 すでにゴルフカートがあるでしょう?」
「郵便局の生産性向上に役立ったといっても
 そもそも郵便局はそれを望んでいるのですか?」

もっともな疑問です。
しかし、これらは全く
ケーメンの耳には届いていませんでした。

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「そもそも誰が何のためにセグウェイを
 使うかが描けていなかった。」

これが最大のしくじりの原因です。

これは熱意がある作り手ほど
陥りやすい罠です。

自信があるアイディアや閃きこそ
多くの人に見てもらいましょう。
他人の忌憚のない意見を鏡にしましょう。


それにより自分1人では見えない
「誰のため・何のため」が
見えてきますよ。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

自分の想いを客観視するのは
鏡が必要です。カウンセラーはその
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参考文献A(P.58、59、74、94、95)
参考文献B(P.39)




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