「美味しいもの」と聞いてあなたは
どんな料理を浮かべますか？

おそらく高脂肪で高いカロリーがある
ものでしょう。目の前にあれば誘惑に
つい負けてしまいますが、長期的には
肥満は病気のもとになりがちです。

ではどうすれば誘惑に勝てるでしょうか？

実は意志力よりも大切な要素が
あったのです。

2015年、マーストリヒト大学は
面白い研究を発表しました。

94名の参加者を次の2群にわけて
こんな課題に取り組んでもらいます。

A群：将来の出来事（最大6ヶ月後）の想像する。
B群：過去の出来事（最大1ヶ月前）を思い出す。

いずれも何を・どこで・誰と・どのように
そしてその時の感情までとにかく
鮮明に描いていただきます。

さらに思いを馳せる内容も次の2種類に分けました。

・食品関連のもの
・一般的なもの

次に休憩の時間をとり
お菓子を出して自由に食べてもらいます。

その食べ方を調べると
面白いことが分かりました。

食品に関連するものをテーマに
思い描いた人たちに関しては
未来を想像したA群の方が
過去を思い出したB群よりも
約40％も摂取したカロリーが少なかったのです。

他方、より幅広い一般的なテーマを
思い描いた人たちに関しては
未来を想像したA群と
過去を思い出したB群の間に
摂取したカロリーの差はありませんでした。

いかがでしたか？
研究チームは次のように述べています。

大切なのはただ未来を想像するのではなく
【テーマのある未来を鮮明に想像する】と
いうことです。

そこで必要なのは「絞り込み」です。
目の前のたくさんの山のなかで
自分はまずどの山からのぼるか。
そんなテーマ決定からはじめましょう。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

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