BBC監獄実験で分かったスタンフォード監獄実験の真実 人が集団の中の役割を選ぶ本当の動機とは?
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BBC監獄実験で分かったスタンフォード監獄実験の真実 人が集団の中の役割を選ぶ本当の動機とは?

2001年、イギリスのBBCは1本の
ドキュメンタリーを作成しました。

「BBC監獄実験」

なにやら物騒な名前ですよね。

これは有名な「スタンフォード監獄実験」を
再検証したものでした。

参加者を「囚人役」と「看守役」に分けて
模擬の監獄を運営してもらいます。
「看守役」の「囚人役」への暴行は日増しに
強くなり、2週間を予定していた実験は
6日で打ち切られてしまいました。

「人はある種の権力を与えられると
 暴力的になり邪悪な一面をみせる」

「スタンフォード監獄実験」は
大きな話題を呼び
映画や漫画の題材にもなりました。

しかし、BBCの再検証では全く
違った事実が判明したのです。

1. 一向に残酷にならない「看守役」たち


「BBC監獄実験」では5人の「看守役」と
10人の「囚人役」が登場します。

彼らは刑務所を模した外壁のない施設で
9日間、監獄を適正に運営してもらいます。
そのためのルールの決定はすべて合計15名の
参加者に委ねられていました。

「看守役」と「囚人役」は、
食事や寝室のなどの待遇に
圧倒的な差がありました。

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実験を開始するとすぐに
面白いことが分かりました。

「看守役」は制服を着て、
バッチをつけたとしても
一向に「看守」らしくならなかったのです。


自分の権力に疑問を抱く発言をしたり
自分の豪華な食事の残りを囚人に与えようと
したものもいました。

そのため自分たちから率先して
「囚人役」を統率するルールを作ったり
シフト管理することすらしませんでした。

それは「囚人役」たちも同じでした。

実は初日の夜のアナオンスで
囚人たちは3日目までの振る舞い次第で
看守に昇進するチャンスがあることを
告知されました。

しかしそれを聞いても、「看守役」に
昇進したいかどうかは人それぞれ
議論が分かれていました。

2.一致団結する囚人役、退場する看守役

事が動いたのは3日目でした。

3日目のアナウンスでは
囚人役は結局誰も昇進できず、
最終日まで全員今の待遇のままで
あることが告げられました。

途端に囚人役たちの態度が変わったのです。

4日目以降、囚人役たちは一致団結して
看守役の権威を失墜させる行為をしました。

それが成功するごとに、みんなで大笑いをし
ハイタッチをし、踊りだすのです。

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もちろん、最初から分裂気味の
看守役はなすすべがありません。

それ以降、看守役の途中辞退が続きました。

3. 集団の役割を通しての自己実現もある

ここから分かることは
人は役割を任されても
盲目的に従うわけでないということです。

今の状況から個人の頑張りで
抜け出せる可能性があるときは
人は集団の役割よりもそちらを選びます。

集団からいち早く抜けることで
自分の価値を示そうとするのです。

しかしそれが無理だと分かると
今いる集団に自分を一致させ
ようとします。

これは自己実現をあきらめた
わけではありません。

今度は集団の中での
役割を全うすることで
自分の価値を示そうとするのです。

研究チームはこの状態を
「集団的自己実現」と名付け
次のように解説しています。

プレゼンテーション1

集団的自己実現する者が
集まったチームは強力です。

明確な目標が共有され
お互いに尊重し助け合い、
ユニットとして効果的に
アイディアを実現させよう
とします。

まさに組織マネージメントが望む
最強のチームです。

そしてそんな高揚感にいる人々の
唾液中のコルチゾールを検査すると
厳しい状況にも関わらず、ストレスや
落ち込みが少ない
ことが判明しました。

研究チームは次のように述べています。

プレゼンテーション1

4.リーダーとは「より大きな課題の存在」を訴えるもの

では、どのように集団と個人の
アイデンティティを
一致させればよいのでしょうか?

本実験はそのヒントも教えてくれます。

「共通の敵がいること」です。

実は、実験の後半で再び強く
囚人役たちが団結する瞬間がありました。

5日目から入った囚人役の提案で、
囚人役と看守役が団結して一緒に
新しいルールを作ろうとしたのです。

それにより、そもそもこの環境に
自分たちを閉じ込めた【実験チーム】に
改善を主張していこうという方針に
変わったのです。

すなわちより大きな存在の敵を決めて
対立していたもの同士が団結したといえます。

一般社会でいえば、
個々人の名誉や組織の利益を
超えた大きな社会問題の存在を
訴えるようなものでしょう。

その大きな問題に対して、個々人のそれまでの
人生の物語の中で強く共鳴できる部分があるとき
人は集団を通した自己実現を選択します。

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一致団結しており、1つの目標のために
個人を超えて支え合い、アイディアを実現
させていくチームは誰もが求めています。

そのためにリーダーに必要なのは、
より大きな課題(敵)を
個々人の人生に照らして訴えかける
ストーリーテリングの技術です。

「まず私達は何に立ち向かうため
 何を解決するために集まっているか?」

それを考えることから始めましょう。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

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