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「情けは人の為ならず」は本当だった!人のために寛大になると決めた瞬間に、脳はあなたを幸せにしてくれる。

「情けは人の為ならず」という
ことわざがあります。
この後を知っていますか?

「巡り巡って己がため」と続きます。

逆の意味で使われることも多いですが
本来は「最後は自分に返ってくるので
誰にでも親切にしよう」という意味です。

しかし、科学的には、そこまで待たなくても
自分に良いことが返ってくるのです。

1. 他人のために使うお金、自分のために使うお金


2017年、 リューベック大学(独)の
ソヨン・Q・パークらの研究チームは
とても意義のある研究を発表しました。

48名の参加者に、今後4週間にわたり
毎週25フランずつ渡すことを伝えた上で
次の2群に分かれてもらいます。

A群)

そのお金を【他の好きな人のため】に使うことを
はっきり約束してもらう。 
(食事に誘うやプレゼントをあげるなど)

B群)

そのお金を【自分のため】に使うことを
はっきり約束してもらう。

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次に参加者全員に
プレゼントを贈りたい人を1人
選んでもらったのちに、
それにいくらまでなら出せるか
決めてもらいます。

参加者は、画面に順に表示される
プレゼントにかかる額と
自分の手元に残る額の組み合わせについて、
「はい(承諾)」か「いいえ(拒絶)」で
レバーで指示をします。

この課題の間、参加者の脳の活動は
fMRIで計測されていました。

この実験のポイントは、
参加者は意思決定のときには
実際のお金は手元に持っておらず
すべては想像にすぎない
という点です。

結果は面白いものでした。

2. 寛大な行動を約束するだけで、幸福感は高まる

あらかじめ他人にプレゼントすると
寛大な宣言したA群は、
自分のために使うと宣言したB群と比べ
実験前後の幸福度があきらかに上昇していました。

これはプレゼントをあげる相手との
親しさとは無関係でした。

さらにA群の参加者の脳においては、
左側の側頭頭頂接合部(JT)や
眼窩前頭皮質(OFC)といった領域が
相互に活性化していることが確認されました。

眼窩前頭皮質(OFC)は、脳に入力された
感覚情報を「報酬(良いこと)」か
「罰(悪いこと)」か、価値判断する領域です。

本研究により、
こうした価値判断においては
自分にとって嬉しいかだけでなく
「自分以外の他人が喜んでくれるか」まで
計算されている可能性が示唆されています。

研究チームは次のように述べています。

寛大さ 幸福感

「他人のために何か頑張る」ことを
宣言しただけで、その瞬間から
脳のレベルではあなたは幸せなのです。

もちろん自己犠牲はやめましょう。
でも、寛大な心を示すか迷ったときは
ぜひ示してみましょう。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

本記事のように、社会的動物である人間は
本来「愛を示す」ことに幸せを感じるものです。

とはいえ、多くの人は「愛を出し惜しみ」
してしまいます。そこには傷つけられる恐れや
不安があるからです。

それを乗り越え、もう一度
人を信じるにはどうすれば良いか?
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