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「宿命」VS「運命」!人は本当に自由に生きられるか?ハーバード大学が科学した「運命」に生きる方法とは?

「人の人生はすべて決まっているか?」
「それとも全く自由に作り変えられるのか?」

前者は「宿命」、後者は「運命」
両者の議論は紀元前から続いてます。

たしかに年を重ねれば、
生きている空間でどうにもならない
限界を感じることは多くなります。

でも、もとから人の一生が
いる場所ですべてが決まってしまう
ものならば、この時代に生まれてきた
意味はないともいえます。

20世紀の終わりに、この論争に
新しい視点を与えるある研究が
発表されました。

1.  人のアイデンティティは、質問により活性化される

1999年、ハーバード大学の
マーガレット・シーらの
研究チームは、こんな興味深い
研究を発表しました。

6名のアジア系アメリカ人の
学生の協力のもと、彼女たちが
暗黙的にもっているアイデンティティを
活性化させて、それによりどのように
実際の能力が変わるか
を調べました。

アイデンティティとは「自己同一性」と
訳されます。「自分はこういう存在に
違いない」という信念です。

語源は後期ラテン語の
「イデンティデム」であり
「繰り返すこと」という意味です。

いわば、「今まで生きてきた中で
繰り返しで生まれた自分の存在
についての信念」と考えた方がいいでしょう。

今回の参加者は次の2つの特徴を
持っています。

1)女性であること
2)ルーツがアジア系であること

そこから、アメリカにおいては
一般的に次の2つのアイデンティティが
生じています。

1)女性は、男性より「数字」の話に弱い
2)アジア人は、他の民族より「数字」の話に強い

「あれ?」と思いますよね。
両者はまるっきり正反対です。

つまり、活性化させたアイデンティティ次第で
能力が正反対に変わる可能性があるのです。

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研究チームは、この仮説を
たしかめるために、参加者を
次の3群に分け、それぞれの意識を
活性化させるための事前質問をしました。

A群)「女性」の意識を活性化させる質問

例 「寮のフロアは共用ですか?
   それとも男女別ですか?」

B群)「アジア系」の意識を活性化させる質問

例 「家族は英語以外に
   どんな言語を話しますか?」
  「アメリカには何世代に
   わたって住んでいますか?」

C群)いずれの意識も活性化させない

そして、各群には実際に
数学問題12題を20分間解いてもらいます。

さらに面白いのはここからです。

研究チームは、同じ実験を
カナダのバンクーバーでも行いました。

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カナダはアメリカよりもアジア系の
進出の歴史は浅いものです。
したがって、「アジア系は数字に強い」という
イメージはアメリカほどにはありません。

そのため「アジア系」の意識を活性化しても
アメリカとは異なる結果が予想されます。

この2カ国での実験を
まとめると次のようになりました。

2. 私達は今生きている場所からの影響は避けられない

プレゼンテーション1

いかがですか?

あえて何も意識させなかったC群と
比較すれば、一目瞭然です。

これはとても恐ろしいことです。

人は、自分の属する社会と
そこで繰り返し意識させられ
刷り込まれてきたアイデンティティの
イメージからは逃れられないのです。

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海の波の動きを止められないように
やはり人間には、生きてきた場所からの
巨大の影響を免れることはできません。

その意味では「宿命」は存在するといえます。

3. 運命に生きる自分になるために必要な習慣とは?

しかし、実験の両国の「アジア系」の
イメージの差をみれば分かるように
所詮限られた範囲で生まれた偏見です。
(これを「ステレオタイプの脅威」といいます)

決して、人類共通の
不変の原則ではありません。

さらに、現在は1人の人間が
オンラインを含めた様々な場所で活動ができ
その分、多次元のアイデンティティを
持つことができるのです。

研究チームは、次のような希望あふれる
考察をしています。

プレゼンテーション1

すなわち、自分が望む結果に沿った
アイデンティティを
自分で選べばいいのです。
さらには、意図的に環境を変えて、
自分にふさわしいアイデンティティを
手に入れることもできます。

たしかに、波の動きは止められません。
しかしただ漂うだけではなく
その動きを観察するこで、人類は
航海技術を手に入れ、世界中に
行くことができました。

これが「運命」です。
今いる場所の流れを利用して
船を出し、想像できない未来に
こぎだす力です。

画像6

そして、運命を変えるスキルは
本実験でみたように簡単なものです。

自分への何気ない質問を
変えればいいだけなのです。

自分が望む成果につながる
アイデンティティを意識させるような
問いかけを日々していきましょう。

もし、すぐには浮かばない場合は
たとえば「尊敬する偉人が今ここにいたら、
どんな判断をするか?」
でも構いません。
心のメンター・師というつながりは、
あなた自身で作り出せる
最良のアイデンティティの1つです。

ぜひ、「運命」に生き始め
命が尽きる日まで望む人生を
追求していきましょう!

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

運命に生きるには、
望む成果に向かって
必要なアイデンティティを
活性化させることです。

この点、人種や性別や国を超えた
普遍的なアイデンティティが
活性化できれば、その分影響力は
高まります。たとえば「愛」など。
その手法として、質問を変える以上に
効果的なスキルが「レイキ」です。
日本発祥のヒーリングメソッドであり
愛と癒やしを言葉を超えた「体感」で
常に感じることができます。

本記事にも登場したハーバード大学では
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