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体温を上げると脳のパフォーマンスがよくなりダイエットにも効く。そのためにしてほしい毎朝の逆転の習慣とは?

世の中にはたくさんの健康法があります。
私も生粋の健康オタクです。

とはいえ具体的な健康法のシェアは
意識的に避けてきました。

健康法の成果は個人差が大きく
いくらエビデンスや体感があっても
あなたに再現性があるとは限らないからです。

でも本日は確実にあなたのパフォーマンスを
上げるといえる健康法を1つ紹介します。

とてもシンプルですよ。

1. 体温を上げると、思考力が上がる!?

それが「体温を上げる」ことです。

昨今、街のどこにでも体温センサーがあり
ご自身の体温に敏感な方も多いでしょう。

この点に最初に注目したのが
睡眠研究の第一人者ナサニエル・クレイトマンです。

1937年発表の論文にはすでに
体温を上げると大脳皮質細胞の代謝が
活性化し、思考がスピードアップする

提唱されていました。

本仮説はその後の数々の実験で立証
されてきましたが、なかでも画期的なのは
2002年ハーバードメディカルスクールの
研究チームが行った実験です。※1

私たちの脳の視床下部には
視索前野と視交叉上核という部位があります。
前者は周囲の環境にあわせ体温や脳温を調整し
後者は体温の1日のリズムを調節しています。
両者があるおかげで私たちは暑くて汗をかいたり
寒くてふるえたりするわけです。

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2002年の実験ではこの体内リズムを調節するため、
なんと14名の参加者に55日間入院してもらい
睡眠と覚醒を徹底的にコントロールしました。

体温は通常、夜間の睡眠中は低く
毎日起きる時間帯に上がり始め
日中にピークを迎えます。

こうした体温の変化と脳のパフォーマンスの
変化の関連性を調べる実験です。

2. 体温が0.17℃上がっただけで頭が良くなった

結果は面白いものでした。

体温の上昇により次のような成果が
確認されました。

・ワーキングメモリー
(短期間の記憶力・情報処理力)の改善
・主観的覚醒度(すっきりしている感じ)の上昇
・視覚的な注意力の向上
・反応速度の向上

約0.17℃というほんのちょっとの体温上昇でも
ワーキングメモリ課題の正解率が2ポイント上がったり
反応テストの速度が0.15秒上がったりしました。

どうです?
これ以上ないほど簡単で効果的な
健康法であり能力開発法ですよね。

3. ダイエットに効果的!身体を温めたければまず冷やそう


ではどうすれば体温が
上げられるのでしょうか?

・厚着をする
・唐辛子などの辛いものを食べる
・ショウガ湯などを飲む
・汗ばむくらいの軽い運動をする

これらは効果的な方法です。
その上で私が提唱したいのは
「逆に身体を冷たくする」という方法です。

もちろん科学的な理由があります。

通常私たちは、1時間当たり体重1kgあたり
約5kJの熱を自分で生み出しています。そして
この熱生産は周囲の温度が下がるほど増加します。

皮膚を冷やすと、真皮と表皮の神経から脊髄を通り
熱の生産を求める情報が、視床下部や大脳皮質に伝えられ
自然に温度調節が開始されるのです。
人体の最適な体温である37℃に近づけるためです。

この冷やすという行為は実は大きな利点が
1つあります。ダイエットに効果的なのです。

画期的な研究を紹介しましょう。※2
2009年、キルシ・A・ヴィルタネンらの研究チームが
発表したものです。

参加者の片足を10℃以下の氷水に5分間漬けてもらい
その後5分間放置します。
この時の参加者の体内画像を
撮影診断すると、傍頸部および鎖骨上部において
褐色脂肪組織が活性化していました。

褐色脂肪組織とは、
寒冷状態での体温維持を担う部位です。※3
私たちは新生児の頃は、
体重の数%がこの褐色脂肪組織であり
出生時の体温低下から私たちを守ってくれました。

当初は成人になると消滅する見られていましたが、
本実験により成人後も一定の寒冷刺激で
機能することが確認されました。

そのためか本実験の参加者の体内では、通常環境と比べて
約15倍もグルコース(ブドウ糖)の取り込みの増加が
確認されました。

グルコース(ブドウ糖)は血液内に取り込まれる
人体エネルギーとしては最も重要なものとされています。
つまり片足を冷やしたことで、体内のエネルギーの消費が
加速した
といえます。

これはダイエット希望者には朗報です。
デブるとは摂取したエネルギーが消費するエネルギーを
上回った結果に他ならないのですから。

京都大学大学院農学研究科准教授 後藤 剛は
次のように考察しています。※3

プレゼンテーション1

4. 最初はおすすめ!朝シャワーでふくらはぎを冷やそう。

とはいえ、片足すっぽり冷やすのは
ちょっと難しいでしょう。水風呂も
毎日はきついですよね。

寒冷メソッドでは世界一の権威といえる
ヴィム・ホフも週に一度シャワーの
最後の30秒を冷水にするところから始める

ことをすすめています。※4

ヴィム・ホフに影響を受けた医者ヘルト・バイジは
2015年1月「クールチャレンジ」という試みを
3,000人以上のヴォランティアと行いました。※5

ヴォランティアを4群にわけて、30日間
それぞれ次のことをしてもらいます。

A群 普段より温かいシャワーを浴びてもらう
B群 普通にシャワーを浴びてから30秒間冷水シャワーを浴びてもらう
C群 普通にシャワーを浴びてから60秒間冷水シャワーを浴びてもらう
D群 普通にシャワーを浴びてから90秒間冷水シャワーを浴びてもらう

結果として温かいシャワーだけを浴びたA群よりも
冷水を浴びたB~D群の方が具合の悪かった日が
約29%少なかったと報告がありました。

ここで大切なのは、B~D群における秒数は
関係がなかったそうです。

たった30秒でも冷水を浴びることに意味があるのです。

この点私のおすすめは
「ふくらはぎだけに30秒間、冷水シャワーを当てること」です。

ふくらはぎは下半身にたまった血液を
心臓に戻すポンプの役目があり、「第2の心臓」
とも言われる重要ポイントです。

毎朝行っていますが、身体が温かくなり
1日の調子が全く違ってきますよ。

ぜひ取り入れてみてください。

本日もお読みいただき
ありがとうございました。

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※1 参考論文
※2 参考論文
※3 参考論文
※4 参考文献(P.374、375)
※5 参考文献(P.115,116)




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